“フェス”について説明です

ここ数年で、あちらこちらでフェスというワードを当たり前に使う人が増え、気になっている方も多くなってきています。
フェスとは、基本的に「フェスティバル」の略であり、日本では多くの場合はいわゆる「祭り」ととらえて大丈夫です。
初めに日本でこの用語が定着したのは実は古く、90年代になります。洋楽雑誌「ロッキンオン」が、イギリスなどで当たり前に開かれていた音楽フェスティバルを日本でもやろうとはじめたのが、有名な音楽フェスの先駆けです。
もともとイギリスなどでは、ロックをメインに、ダンスミュージック等のブースも設けて、一日中か二日間にわたって何十ものバンド、グループがステージに上がり、お客はお酒などを飲みながらぶっ通しで踊ったり歌ったりしてはしゃいで日頃のうさを晴らすという文化が定着していました。
ロッキンオンは、それを日本でやるために様々な試行錯誤を重ね、今では他にも各地で主催者や規模の大小色々なフェスが行われるようになりました。
ですから、日本版の礎を築いたのはロッキンオンということになります。
その後、B級グルメフェスなど、様々な催し物を「フェス」と言うことで祭りより今風でいけている感じや乗りやすさが出せるということで、音楽のイベント以外にもその言葉を使うようになり、今ではなんだか盛り上がりそうなものには取りあえずそう頭につけるという感じにすらなっています。
そうして根づいたことにより、家族や仲間で気軽にイベント参加する人や、その行きたいイベントのためにお金を貯めたりオシャレな格好で目立てるよう用意する人も増えてきました。
元は一部の洋楽ファンのためのアナーキーなイベントだったものが、捉え方も含め良い意味で形を変え日本に広まり定着したと言えるでしょう。
本来の意味では、参加型の祭りはカーニバルと呼ぶことになっていましたが、日本人得意の曖昧なものは楽しんでしまえる様によしとしてしまうという典型の一つです。

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