ドラえもんがタイムトリップ?!現代の職人技を生かして制作!!北斎ブルーの最高傑作「富嶽三十六景 甲州石班澤」にのび太とドラえもんが登場!

北斎の傑作集と呼ばれる「富嶽三十六景」の中で、藍摺りで特に最高傑作と名高い「甲州石班澤」がモチーフ。当時「ベロ藍」と呼ばれる鮮明な青の塗料が海外から輸入され、浮世絵界でもこの青の素晴らしさを伝えようと一色のみで表現したこの作品は、海外でも大変衝撃を持って伝えられ、「青の革命」と言われた。
北斎ブルー、のび太とドラえもんの信頼関係を巧みに表現した構図、構成。全てが絶妙に噛み合った本作品は、この二人だけだからこそ表現できる究極の詩的表現を携えた力作と言える。最高級の和紙(越前生漉奉書)の風合いと、三十数回におよぶ摺り重ねによる豊かな色彩を楽しむことができる。

*12月下旬から順次発送〜2月下旬発送完了予定。

ドラえもん浮世絵 富嶽三十六景 甲州石班澤」 ©︎Fujiko-Pro

予約開始:10月29日(月)10時より
販売価格:45,000円 (税抜・送料別)
販売数 :初版限定300部
発売元 :株式会社 版三
サイズ :絵(約W:約227mm × H:約360mm)専用額付き
和紙  :人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
販売オンラインショップ『COLLAB JAPAN』
http://www.collab-japan.jp

ドラえもん浮世絵制作に携わった職人紹介

絵師(背景監修):渡辺直仁(第二回「アニものづくりAWARD」金賞受賞作家)
1971年埼玉件朝霞市出身。1991年代々木アニメーション学院 卒業 
世界に誇る浮世絵の基礎となる彫・摺の技術を継承するために、再び世界的名声を得るために伝統を守りつつ新しい挑戦を続け、今までに見た事の無いような作品制作を目指す浮世絵工房、株式会社版三 取締役。
深い洞察と、奥深い知見に裏打ちされた現代の浮世絵絵師として、本シリーズ含め全般のプロデュースを担当。

彫師:渡辺和夫(文化庁・無形文化財選定保存技術団体、浮世絵木版画摺彫技術保存協会理事長/経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師)
1945年茨城県生まれ、1960年より江戸木版彫師・大倉半兵衛に師事。 
1991年フランス・エソンヌ県で開催されたJAPAN WEEKで木版の実演を行う他
1992年両陛下の行幸啓に際し、展覧の品として木版画を出品した。

摺師:吉田秀男(文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人、/経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師)
1954年から渡辺和夫の父。義明氏(摺師)に師事。
現在まで渡辺木版の摺師として渡辺氏と共に作品を制作している。

和紙:九代 岩野市兵衛 (人間国宝)
1978年、九代岩野市兵衛を襲名。2000年6月に国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定。
木材パルプ等を使用しない、楮だけを使用した生漉き奉書一筋に専念。
越前和紙に伝承される古来の技法に作られた強靭かつ繊細な和紙は、版画紙としして多くの美術作家、浮世絵木版画に提供されている。かのゴッホも岩野家の和紙を愛したと言われている。

製法について

この木版画の彫摺は江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りであり、それぞれの技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属。
また、この彫師・摺師の木版画制作技術は文化庁保護法に基づき国指定の文化財「重要民族文化財選定保存技術」に選定されている。

和紙について

今回、木版画に使用する和紙は越前和紙漉元山口和夫氏の特別制作による純手漉和紙の越前生漉奉書。
生漉奉書とは、越前和紙の看板とも言える、その製法が国の重要無形文化財に指定されている、気の遠くなるような手間をかけて作る、日本の紙の原点とも言える手漉きの和紙。本来楮(こうぞ)100%の厚い紙だが、近年製紙技術の進歩により、パルプ主体の奉書が多勢を占めるようになり、特に楮100%の奉書を「生漉奉書」と呼び区別するようになった。印刷用紙として洋紙屋さんで一般的に扱われる「奉書」とは全くかけ離れた紙。今回はもちろん楮100%の「生漉奉書」を使用している。

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