3月2日(土)メンズプロジェクト講座「男同士が語る どうしたら痴漢をなくせるか」開催。

警視庁のデータでは、2015年に都内で発生した迷惑防止条例違反(痴漢)の件数は約1900件。場所別の発生状況では54%が電車内、18.2%が駅となっており、7割超が鉄道関連で発生していることになる。痴漢被害者は圧倒的に女性であり、痴漢犯罪の半分以上が電車内で発生している。しかし、これは氷山の一角に過ぎない。
埼玉県男女共同参画推進センターでは、メンズプロジェクト講座
「男同士が語る どうしたら痴漢をなくせるか ~痴漢撲滅に向けた埼玉からの発信~」を開催する。
他都県への通勤、通学者数が多く、その時間も長い埼玉県。列車内の痴漢被害が多いことで問題視されている。痴漢は、毎日繰り返される通勤、通学のなかに潜む性暴力。痴漢をなくし、男性にも女性にも安心・安全な社会にするために何が必要か。加害男性の実態から痴漢撲滅への道筋をこの講座で探っていく。

講座プログラム

第1部
 
講演 「なぜ男は痴漢になるのか」

講師 斉藤章佳氏
  (精神保健福祉士・社会福祉士、『男が痴漢になる理由』著者) 
 
第2部

対談  「男同士が語る どうしたら痴漢をなくせるか」

武田砂鉄氏
登壇者 斉藤章佳氏、武田砂鉄氏(ライター)

主催    埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)

申込み方法:電話・FAX・電子メールまたは簡易電子申請で
      お申し込みください。
費 用:無料
定 員:100人
問合せ・申込み先:埼玉県男女共同参画推進センター
メール:m013111f@pref.saitama.lg.jp
HP:http://www.pref.saitama.lg.jp/withyou/event/list/jigyou310302.html

登壇者プロフィール

斉藤 章佳氏(大森榎本クリニック精神保健福祉部長。精神保健福祉士・社会福祉士)

1979年生まれ。大卒後、アジア最大規模といわれる依存症施設である榎本クリニックでソーシャルワーカーとして、約20年に渡りアルコール依存症を中心にギャンブル・薬物・摂食障害・性犯罪・虐待・DVなど様々なアディクション問題に携わる。その後、2016年4月から現職。専門は加害者臨床。大学や小中学校では薬物乱用防止教育をはじめ、早期の依存症教育にも積極的に取り組んでいる。著書に、『性依存症のリアル』(共著、金剛出版)、『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)、『万引き依存症』(イースト・プレス)など。その他論文多数。

武田 砂鉄氏(ライター)

1982年生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりフリーライターに。雑誌『VERY』『SPUR』『with』『暮しの手帖』などで連載を持つ。著書に『紋切型社会─ ─言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)、『芸能人寛容論──テレビの中のわだかまり』(青弓社)、『せいのめざめ』(益田ミリ氏との共著、河出書房新社)、『コンプレックス文化論』(文藝春秋)など。最新刊は『日本の気配』(晶文社)。
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