はんだ付の世界大会10カ国1,500名の頂点に日本が輝く! ~ IPCはんだ付・リワークワールドチャンピオンシップ2019 ~

ある技術に秀でたプロフェッショナルは、さまざまな分野の中に存在する。そしてそのプロフェッショナルの頂点となるチャンピオンも分野の数だけいる。

「IPCはんだ付・リワークワールドチャンピオンシップ2019」は、75分の制限時間内ではんだごてを使用し、プリント配線板に取り付けられた部品を外す、リワーク作業、新しい部品を取り付ける、はんだ付作業の2工程を行い、その出来栄えを競い合い、はんだ付けのチャンピオンを決定する大会である。判定基準は、電子組立品の品質に関する国際標準である、IPC-A-610、J-STD-001、IPC-7711/21のクラス3基準により、判定される。
採点は、IPCが認定するマスターインストラクターが行い、手順や安全性への配慮など、作業の様子を含めて634点満点。

過去の世界大会における日本代表の成績は、3名がチャレンジし、2014年度の世界第2位が最高だった。しかし、今回行われた大会では、日本代表である松並亮輔氏(株式会社ピーダブルビー)が、史上初となるパーフェクトスコアで優勝を果たした。

電子・電気機器の信頼性は、実装工程が重要であり、はんだ付はその中でも最も重要な基礎技術の一つである。今回の松並氏の功績は、もの作りが複雑化している今日のグローバルなエレクトロニクス市場において、今でも日本が品質における世界的なリーダーであることを示す結果と言えるだろう。

松並亮輔氏コメント

今までコツコツと積み上げて来た事が世界的に認められて嬉しく思います。これからも技術を磨き続け、若い世代や人々へ夢を与える仕事が出来ればと思います。

はんだ付コンテスト世界大会
http://cp.japanunix.com/hsc-world-championship

<コンテスト概要>
期間 : 2019年1月29日(火)~30日(水)
会場 : IPC APEX EXPO 2019
参加国: 日本、中国、フランス、ドイツ、イギリス、インド、インドネシア、韓国、タイ、ヴィエトナム (計10カ国)
競技要綱: 既に取り付けられた20箇所を超す6種類の部品を取り外す工程(リワーク作業)と82個の部品を取り付ける工程(はんだ付工程)を合計75分で行い、その出来栄えを採点し評価する
主催  :IPC ~Association Connecting Electronics Industries~

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