これぐらいがちょうどいい!?赤城 さわやかすぎ~。チョコミントバー

チョコミント味というものはブームを超えて定番のフレーバーになってきたのではないかと思う。

ミントの爽快感とチョコの濃厚な甘さのバランスがたまらないフレーバーだと思う。
チョコミントが大好きな人のことを「チョコミン党」と言うこともあり、アイスだけではなく、様々な商品へ展開されていたりする。それにしても、なぜここまで、チョコミントを熱狂的に支持する人がいるのだろうか。

おそらく、チョコミントが好きという人は、激辛料理が好きという人とタイプが似ているのではないかと思う。
そもそも、「辛さ」というものは味覚ではないということをご存知だろうか。
辛さは味覚ではなく、「刺激」である。辛さによって食べ物は味覚と触覚を刺激するものに変貌する。
この辛さの刺激を継続して楽しんでいると、感覚が麻痺して、従来の辛さでは辛く感じなくなってくる。
結果として、より辛いものを求めるようになってしまう。辛さによる刺激を追い求めることで感覚は麻痺していくが、そこにより辛いものをあてがって辛さで得られる快楽を得ようとする。こうなると辛さを追い求めるスパイラルから逃れることができなくなってしまう。
激辛料理が好きな人はこうしたスパイラル状況に陥っている可能性がある。

これと同じ状況にあるのがおそらく、チョコミン党の人々であると推測できる。ミントのスーッという爽快感も味覚ではなく、刺激である。ミントで得られる刺激を楽しむなかで、次第にこの感覚も麻痺してくる。その結果、よりミント感の強いものを求める傾向があった。しかしながら、一般客からしてみては、そうしたミント感の強いものはあまりにも刺激が強すぎる。商品開発という点でも、強い刺激を求める声はあるが、一般消費者を想定すると、あまり刺激が強いものは売れないのではないかという考えがあった、のかどうかわからないが、ミント感の強い製品はなかなかなかった。

チョコミントの定番アイスといっても過言ではないチョコミントクールアイスバーを製造している赤城乳業はこの度、よりミント感が強い製品をセブンイレブン限定で発売した。
チョコミン党も驚愕の、強烈なミントの爽快感が楽しめるアイスバー。
ミントアイスの強いミント感とコク、チョコチップの甘さが絶妙なバランスです。
赤城 さわやかすぎ~。チョコミントバー
118円(税込127円)

赤城乳業といえば、「ガリガリ君」で有名なアイスメーカーであるが、それ以外にもチョコミントバーやBLACKというチョコバーなどさっぱりとした爽快感のある製品を製造している。またセブンイレブンでの限定商品はレベルが高く、金のワッフルコーンミルクバニラをはじめ、とろけるくちどけジェラートバーシリーズなど商品開発技術が高い。

個人的な見解ではあるが、おそらくいま、日本で一番企画力と商品開発技術が高いアイスメーカーは赤城乳業であると思う。サッパリ感を売りにしながらも、コクをうまい具合に盛り混んでくるバランス感覚や、果実の持つ酸味や苦味をうまく組み込むことで、深みのある味を生み出す技術は目を見張るものがある。おそらく、商品開発の味を決める人の感度がずば抜けて高いのだと思う。

そんな赤城乳業が一般向けではなくプロ向け?に開発した今回の「赤城 さわやかすぎ~。チョコミントバー」はチョコミン党での評価はかなり高い模様。通常のチョコミントでは刺激が足りないなと感じる人は是非試してみて欲しい。


【チョコミント(カップ)】
希望小売価格:140円(税別)
種類別   :アイスミルク
容量    :150ml
発売エリア :全国

【チョコミント(マルチ)】
希望小売価格:350円(税別)
種類別   :ラクトアイス
容量    :63ml×7本
発売エリア :全国

【チョコミント(シングル)】
希望小売価格:70円(税別)
種類別   :ラクトアイス
容量    :83ml
発売エリア :全国

WEBサイト
https://www.akagi.com/brand/choco-mint/index.html

GORILAX
コラムニスト ふと湧きだす好奇心から、いろんなセカイを巡るのが好き。実際に現地に足を運んで、海外のイベントや食、文化についてのコラムを執筆したり、国内の「面白いもの」について紹介していきます。社会学、文化人類学の視点からもアプローチしていきます。