星のや京都 渓谷にぽつんと浮かぶ「奥嵐山の月明かり舟」月見酒を味わいながら 古(いにしえ)からの月の名所で過ごす夜。

京都府・嵐山にある全室、大堰川(おおいがわ)を眺めることができるリバービューの旅館「星のや京都」では、2019年10月8日〜15日、11月5日〜13日の期間、「奥嵐山の月明かり舟」を開催します。星のや京都のある嵐山では平安時代、貴族たちが雅な遊びとして舟の上で月見をしていたといわれています。また、鎌倉時代には亀山上皇が月夜の舟遊びの際に、「くまなき月の渡るに似る(曇りのない夜空に、満月が橋を渡っていくようだ)」と述べたといわれており、大堰川にかかる「渡月橋」の名前の由来となっています。古くから愛され残されてきた嵐山の月夜の風景を眺め、平安貴族さながらに和楽器の生演奏を聴き、嵐山ゆかりの日本酒を味わい、忙しい日々の生活を離れて秋の宵を過ごすことができます。

月光に浮き立つ山影の間を静かに進む

奥嵐山の月明かり舟は星のや京都の前から出発し、嵐山の渓谷を周遊します。日中は観光客で賑わう大堰川ですが、夜は他の屋形舟は出ておらず、星のや京都の舟だけが静かな川を進みます。また、星のや京都が位置する奥嵐山は、景観保護のため建物が少ないうえ、街の灯りは山々に遮られて届かず、月明りだけが渓谷に差し込みます。

和楽器の生演奏に浸り、嵐山にゆかりのある月見酒を味わう

奥嵐山の月明かり舟は、笛や三味線などの和楽器の生演奏を聴き、月見酒を味わいながら楽しむ舟遊びです。平安時代、貴族たちは管弦の演奏を聴きながらお酒をたしなみ、月見を楽しんだとされています。静かな渓谷に響き渡る和楽器の演奏に浸り、月見酒を味わうことで貴族さながらに優雅な時間を過ごすことができます。

月見酒として用意する日本酒「月賞(げっしょう)」は嵐山にゆかりのあるお酒です。これは京都市嵯峨地域で栽培された酒米「祝(いわい)」でつくられた純米大吟醸酒です。月賞という名前は、平安貴族がこの地で月を鑑賞しながら酒を酌み交わしていたことから付けられています。当時、盃の酒に月を映して楽しんでいたことにちなみ、星のやの紋である月と星の蒔絵をほどこした盃を月見酒と一緒に用意します。

「奥嵐山の月明かり舟」

■期間      :
2019年10月8日〜15日、11月5日〜13日
■開始時間:
19:00~20:10 
 *開始時間は月の高度に合わせて変わります。お問い合わせください。
■所要時間:40分
■乗降場所:星のや京都
■料金      :
1名20,000円(税・サービス料別)*宿泊料、食事は含まれません。
■参加条件:星のや京都宿泊者           
■定員      :6名
■予約方法:
ホームページ(https://hoshinoya.com/kyoto/)より
5日前までに要予約
*天候により開催できないことがあります。
*天候や月の満ち欠けにより、月が見られない場合があります。
*演奏する和楽器は日によって異なります。

夕食でさらに月を楽しむ

奥嵐山の月明かり舟の開催期間中、「星のや京都 ダイニング」では、月を表現した秋の献立を提供します。菱蟹(ひしがに)と菊の花を使って満月を模った先附「満月寄せ」や、月光をイメージした金色の皿に秋の実りを盛り込んだ八寸「木の葉月の肴核(こうかく)」といった料理を食べることができます。

星のや京都 ダイニング案内
■時間:
17:30〜20:30(最終入店)
■料金:
20,000円(税・サービス料別)
*仕入れ状況により料理内容や食材が一部変更になる場合があります。

星のや京都

平安貴族が別邸を構えた京都府・嵐山。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡ると現れる水辺の私邸。京都に息づく日本の伝統技法を感じる客室、五味を自在に表現する日本料理、四季の美しい景観と静けさの非日常の世界を楽しめるリゾートです。
所在地   :
〒616-0007 京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2 
アクセス:
阪急嵐山駅より徒歩約10分、京都南ICより車で約30分
電話      :
0570-073-066(星のや総合予約)   
URL      :
https://hoshinoya.com/
客室数   :25室 
チェックイン:
15:00/チェックアウト:12:00 
料金      :
1泊106,000円~(1室あたり、税・サービス料別、食事別)

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