【速報】国立科学博物館各地で観測された火球が隕石であることを確認

7月2日(木)2時32分頃、千葉県習志野市のマンションに隕石が落下

2020年7月2日の真夜中、眩しいほどの光を放つ大きな火の球が西から東の空へと流れ落ちていく様子を多くの人が目撃しました。

参照:KAGAYASTUDIO YouTubeチャンネルより

独立行政法人国立科学博物館が、7月2日(木)2時32分頃、千葉県習志野市のマンションに隕石が落下したことを確認しました。宇宙線生成核種からのガンマ線を検出し隕石であることが判明。今後、分類を確定し、国際隕石学会に名称を「習志野隕石」として登録申請する予定です。
隕石の落下は2018年の小牧隕石以来2年ぶりで、国内で53番目に確認された隕石となります。

習志野隕石(仮称)の確認経緯

7月2日午前2時32分に関東地方上空を西から東へ流れる大火球が観測されたというニュースが話題になりました。7月4日、千葉県習志野市の住人から千葉県立中央博物館へ隕石が落ちたのではないかという問い合わせがあり、7月5日に実物を確認後、国立科学博物館に調査を依頼。7月6日より約1週間のガンマ線測定を行い、宇宙線により生成する放射性核種(宇宙線生成核種)のアルミニウム-26(半減期約70万年)、ナトリウム-22(半減期約2.6年)、マンガン-54(半減期約312日)、マンガン-52(半減期約5.5日)等が検出されました。これにより最近落下した隕石であると判断されました。

習志野隕石(仮称)のガンマ線スペクトル 国立科学博物館

発見者による落下状況の証言

7月2日(木)午前2時32分に大火球が流れ、同じ頃、千葉県習志野市のマンションの2階で大きな音がした。朝に玄関を開けると、玄関前の中庭に面した共用廊下に石の破片があることを発見した。その後、火球のニュースを聞き、隕石の破片ではないかと思い、翌朝拾って保管。廊下の手摺りにも隕石が当たった跡と思われる傷があった。また、他にも破片があると思い、7月4日に管理人と一緒に中庭を調べて2つ目の破片を発見した。2つ目の破片は雨と外気に2日間当たっていたため、隕石に含まれる金属が錆びて茶色くなっていた。

■最初に発見された破片
・重さ:63g
・大きさ:45x30x25mm
(国立科学博物館)

■2番目に発見された破片
・重さ:70g
・大きさ:50x35x20mm
・金属が錆びて茶色くなっている
(国立科学博物館)

今後の予定

現在、大学や研究所の隕石研究者の協力のもと鉱物や希ガスの分析を進めている。分析により隕石の分類が確定した後(約1ヶ月程度を見込んでいる)、国際隕石学会に名称を「習志野隕石」として登録申請する予定である。

重ね合わすことができる面 国立科学博物館
色見本 国立科学博物館

国立科学博物館
公式ウェブサイト:https://www.kahaku.go.jp
筑波実験植物園:http://www.tbg.kahaku.go.jp
筑波研究施設:https://www.kahaku.go.jp/institution/tsukuba/index.html

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