パーソナルトレーナーの資格について調べていたら、やっぱり、いいや。となった話。

筋トレの知識を深めたいと思い、様々な記事を読んでいたらとある資格を知ることになった。それがNSCA-CPTというもの。

NSCA-CPTとは
研究に基づいた知識と現場での応用を広く普及する人材の認定
それがNSCAの認定資格です

NSCAの資格認定者数は、2018年8月末時点、全世界で延べ46,000名を超えています。
その中で、CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)とNSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)は、日本語で受験することができます。

CSCSは、1985年に認定試験が開始され、ストレングス&コンディショニングの認定資格として唯一、1993年より全米資格認定委員会(NCCA)の承認を受けている資格です。

NSCA-CPTは、1993年に認定試験が開始され、米国内はもとより、国際的に最も信頼性の高いパーソナルトレーナーの認定資格として、1996年よりNCCAの承認を受けています。

参照:NSCA認定資格とは https://www.nsca-japan.or.jp/exam/certification/

しかしながら、費用がなかなかのものでした。

受験するまでに8万円近くかかります。
受験料金       46,000円
NSCA会員料金(1年)  13,200円
教科書        11,880円
問題集          9,900円
 
その後、資格維持のために会員料金を毎年払う必要があり、毎年13,200円かかります。
また、試験を申し込みする際に、高校もしくは大学等の卒業証明書が必要なので、それらを入手するための手数料や時間的なコストはなかなか手間かもしれません。



これはなかなか趣味として取る資格ではないのかなと思いました。

参照:NSCA-CPT 最短合格のための勉強方法と取得メリットを紹介します。https://www.minimalgorilla.com/entry/NSCA-CPT

仕事としてパーソナルトレーナーをしたいという人には向いていますが、
なかなか毎年13,200円の会費を支払って資格保持を維持していくのは、
現実的ではないかなと思いました。

それにしても、トレーナーはこの資格を持っていたら給料が上がることが期待できるのだろうか。そしておそらく、の資格を持っているからといって、パーソナルトレーナーとしての資質が高いとい訳ではないだろう。

見方を変えるならば、パーソナルトレーナーを選ぶ基準として安易にNSCA-CPTで判断するのはやめたほうがいいのかもしれない。

なぜならば、この資格はテキストで勉強し試験を受けて合格すれば取得できてしまうものだからだ。実践経験を経て、何らかの結果を残した人が獲得できる資格というわけではない。

有資格のパーソナルトレーナーという肩書にはなるが、指導の質についてはなんともいえない。よって安易に資格をもっているからこの人は大丈夫であると確信するのはやめたほうがいいのかもしれない。あくまで、一つの指標として資格を持っているということを見たほうがいいのかも。

GORILAX
コラムニスト ふと湧きだす好奇心から、いろんなセカイを巡るのが好き。実際に現地に足を運んで、海外のイベントや食、文化についてのコラムを執筆したり、国内の「面白いもの」について紹介していきます。社会学、文化人類学の視点からもアプローチしていきます。