Smooth Life Magazine

スマートフォン誕生の知られざるドラマを描くドキュメンタリー映画『GENERAL MAGIC』配信開始

7つの米国映画祭で最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞!シリコンバレーで “最も重要な失敗企業”と呼ばれる伝説的ベンチャーの物語

iPhone誕生の15年前、インターネット黎明期に今でいうスマートフォンを作ろうと若者たちが集まり、「General Magic」というった企業が設立された。

「Pocket Crystal」と名付けられた端末のイメージ。現在のスマートフォンに非常に近い
試作機を手に持つミーガン・スミス(後の米国政府CTO)
後にiPodやiPhone、Android、eBayを生み出すことになるメンバーが集まった当時の社内ミーティングの様子

『GENERAL MAGIC』は、アップルから1990年にスピンアウトしたベンチャー企業。この時代に、現代のスマートフォンの原形ともいえるパーソナル携帯情報端末「Personal Intelligent Communicator」を考案し、開発に着手。この夢のような構想には、のちのAndroidの父、米国政府のCTO、アップルのテクノロジー担当副社長といった、現在のシリコンバレーのスターたちも集まった。出資企業の顔ぶれも錚々たるもので、アップル以外に、AT&T、モトローラをはじめ、日本企業ではソニー、松下電器産業(現Panasonic)、NTTなども出資・提携するほど、将来を期待されていた。
彼らの成果は、「Magic Cap OS」を搭載した携帯情報端末の形で、1994年にソニーから「Magic Link」、1995年にはモトローラから「Envoy」として発売された。さらに、その1カ月となる1995年2月には新規株式も公開され、彼らは時代の寵児となる。しかし製品が高額なことや、インターネットアクセスできなかったことなどにより、販売台数は伸び悩み、株価も下落。最終的には、2002年に破産し解散してしまった。
『GENERAL MAGIC』設立から17年の時を経た2007年、iPhoneとAndoroidが発表されるが、いずれもGeneral Magicの若者が夢を追い続けた結果だった

『GENERAL MAGIC』は、アップルの才能あるエンジニアチームが起業し、スマートフォンの先駆けとなる“携帯情報端末”の開発を進めながらも解散へと追い込まれていく姿を描いた、米国ドキュメンタリー映画です。

後にiPodやiPhone、Android、eBayを生み出した各メンバー達へのインタビューと当時の貴重な映像で構成され、“壮大な失敗”が最終的に世界をどのように変えたのか、現代社会に求められている「イノベーション」をテーマとした内容となっています。
さらに各米国映画祭においても、7つの最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞するなど世界的注目を集める中、待望の日本語字幕版の配信開始となります。
今や、日常のツールとして浸透し、手放せなくなったスマートフォン。その誕生には、どんなストーリーがあったのかが解明される作品。短期間のうちに社会に定着し、生活を、そして社会までも変えていったガジェットの原点となるとなるのが『GENERAL MAGIC』。スマートフォンがここまで人々を支えるツールになることを彼らは予想していたのでしょうか。

『GENERAL MAGIC』日本語字幕版特設サイト
https://general-magic.jp/ 

■配信プラットフォーム
AppleTV(iTunes store)/Amazon PrimeVideo/FOD/GYAO! ストア/Google Play/Youtube/クランクイン!ビデオ/J:COMオンデマンド/TSUTAYA TV/DMM.com/dTV/TELASA/ひかりTV/ビデオマーケット/music.jp/U-NEXT
■配信開始日
2021年6月11日(金)
■上映時間: 約90分
■監督: サラ・ケルーシュ、 マット・モード
■プロデューサー: マイケル・スターン、レイノルド・ディシルバ、ジョン・ジャナンドレア
■製作: Spellbound Productions II
■配給: 株式会社角川アスキー総合研究所
■仕様: フルHD(1080p)、英語音声・日本語字幕
■最優秀ドキュメンタリー映画賞受賞
(ナパ・バレー映画祭、モンタナ国際映画祭、ロサンゼルス映画祭、ウィリアムズバーグ国際映画祭、アーバイン国際映画祭、フェニックス映画祭、サンタクルス映画祭)
Copyright(c) 2019 Spellbound Productions II LLC All rights reserved.

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