リモート合奏サービス「SYNCROOM」に待望のiOS / iPadOS版がヤマハから登場
共にステージに立ち、ライブの感動を共有してきたの音楽仲間たち。しかし新型コロナウイルスのパンデミックの影響から、自由に会えなくなって、一緒に練習することも難しくなってしまったというケースも多いようです。
ヤマハが、離れ離れになってしまった音楽仲間をひとつにしてくれるセッションアプリをリリースしました。
『SYNCROOM』は、インターネットを使って、複数のユーザー同士(最大5拠点)でリモート合奏ができるサービスです。一般的なリモート会議システムやIP電話は、通話や会議を想定して設計されているため、一定の音声の遅延が生じることから、高いリアルタイム性が求められるバンド演奏やボーカルとの合奏には適していません。しかし、『SYNCROOM』は、ヤマハ独自の技術(*1)によってインターネット回線を介したオーディオデータの双方向送受信の遅れを極小化し、遠隔地間でも違和感のほとんど生じない(*2)快適なオンラインセッションを実現できます。
ヤマハは、昨年6月から「Windows / macOS版 SYNCROOM」や、ベータ版サービスとして「Android版 SYNCROOM β」(*3)を提供してきましたが、今回、「iOS / iPadOS版 SYNCROOM」を公開しました。
iPhone/iPad/iPod touchにアプリをインストールし、登録を行うことで、無料で利用することができます。
当初は、WindowsやAndroidをメインに発表されたアプリでしたが、「SYNCROOMを使いたい」というiPhoneやMacユーザーの声が高まり、iOS / iPadOS版 SYNCROOM の開発・検証へとなったっようです。
アプリを立ち上げると、ネット環境を分析したり、好きな音楽ジャンルの選択項目が表示されます。その後、セッションルームが表示され、参加可能なルームを探したり、マニュアルやFAQを閲覧できます。仲間同士はもちろん、まだ出会ったことのないプレーヤーとのセッションもアプリを通して可能にしてくれます。
『SYNCROOM』公式サイト:https://syncroom.yamaha.com/
『SYNCROOM』公式プレーヤーズサイト:https://syncroom.yamaha.com/play/
※1 低遅延音声データ伝送技術について https://syncroom.yamaha.com/about/
※2 ご利用のネットワーク回線の状況によって遅延性が異なる場合や、接続できない場合がございます。
※3 Android版は研究開発中のサービスとなり、多種多様な端末での確認は十分に出来ておりません。ご利用の環境によって不具合等が発生するなど、セッションが成立しない場合もございます。