The Most Beautiful Boy in the World

“世界で一番美しい少年”が見た天国と地獄、その衝撃の真実

1970年、映画監督ルキノ・ヴィスコンティは、ノーベル賞作家トーマス・マンの小説『ベニスに死す』(71)の映画化に向けて絶対の美の化身となれる完璧な少年を探し、ヨーロッパ中でオーディションを開催していた。、作曲家グスタフの美少年への心酔と老いの苦しみを描いた作品として賞賛されることとなる名作。そして、ストックホルムでビョルン・アンドレセンという名の少年に白羽の矢が刺さった。

公開するや否や、この内気な15歳のティーンエイジャーは一夜にして世界的な名声を得ることになり、“世界で一番美しい少年”と称賛され、一大センセーションを巻き起こす。

巨匠ルキノ・ヴィスコンティに見出され、映画『ベニスに死す』(71)に出演したビョルン・アンドレセンのドキュメンタリー映画が、この『世界で一番美しい少年ーThe Most Beautiful Boy in the Worldー』。

ベニス、ロンドン、カンヌ、遠く東京に赴き、来日時には詰めかけたファン達の熱狂で迎えられた。波乱の青年期の短くも強烈な時期を過ごした彼の瞳には、憂いと怖れ、生い立ちの秘密が隠されていた…。そして50年後。伝説のアイコンは、『ミッドサマー』(19)の老人ダン役となって私達の前に現れ、再び話題となる。彼の人生に何があったのか。今、ビョルンは、熱狂の“あの頃”に訪れた東京、パリ、ベニスへ向かう。それは、ノスタルジックにして残酷な、光と破滅の軌跡をたどる旅―。

ビョルン・アンドレセン

1955年1月26日生まれ。幼少期をスウェーデン、ノルウェイ、デンマークで過ごし、ストックホルムのアドルフ・フレデリックの音楽学校で音楽を学んだ。

デビュー作のスウェーデン映画『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』(70:初公開時のタイトルは『純愛日記』)に出演後、ドイツの高名な老作曲家グスタフ・フォン・アッシェンバッハ(ダーク・ボガード)が虜になるタジオというポーランドの人少年役で『ベニスに死す』(71)の出演が決定した。

『ベニスに死す』公開後、長期間を日本に滞在し、数々のテレビコマーシャルに出演、歌謡曲も数曲録音した。彼のタジオとしての姿は、多くの日本の漫画家に影響を与えたと言われている。その後、日本がとても好きになり、何度も訪日している。これまでの出演作品は、“Bluff Stop”(77)、“Thee Simple-Minded Murderer”(82)、『ミッドサマー』(19)等。現在、俳優、そしてプロのミュージシャンとして活躍している。

世界で一番美しい少年 

原題・英題:The Most Beautiful Boy in the World
監督:クリスティーナ・リンドストロム、クリスティアン・ペトリ
CAST:ビョルン・アンドレセン
■邦画/洋画
■ジャンル:劇映画
■リリース日:2022年6月3日
■価格:¥4,180(税込)
■発売元:ギャガ
■販売元:ギャガ

https://gaga.ne.jp/most-beautiful-boy/

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