ペリカン 特別生産品万年筆「M600 Art Collection ルディ・ローザ」が10月中旬発売。


ドイツ本社のアーカイブに保存されたポスターアートにオマージュを捧げた逸品

万年筆を“アート”の領域へ引き上げる──そんな挑戦が、今、ペリカンから発表されました。ドイツ・ペリカン本社には創業以来、ポスターなど多くのビジュアル作品がアーカイブされており、その芸術遺産を万年筆に体現するシリーズが「ペリカン・アート・コレクション」。その第2弾として「M600 ペリカン・アート・コレクション RudiRother(ルディ・ローザ)」が登場します。
このモデルのモチーフは、1903年にドイツのアーティスト兼デザイナー、ルディ・ローザが手がけたインク広告ポスター。ペリカンはそのビジュアルを、現代の万年筆軸に宿らせる試みを続けています。
軸のカラーは透き通るようなフォレストグリーン。そこに吹き込まれた「オーロラ加工」は、本シリーズ限定の高度な仕上げ技術です。真鍮製のベースチューブを用い、10層にも及ぶ透明ラッカーを重ねることで、光の屈折と反射を巧みに操り、ホログラムのような奥行きと立体感を生み出しています。工程を重ねて丹念に仕上げられたその軸は、単なる筆記具を超え、所有欲を満たす美しさをまといます。
また、デザインの根底には、幾何学的な造形感覚と大胆なビジュアル表現が息づいています。使うたびに目を奪われ、書くという行為が視覚的な感動にもつながる体験となるでしょう。

この第2弾は、シリーズ最初のモデル「グラウコ・カンボン」の成功に続く展開です。ペリカンは、自らの歴史的な広告表現をデザイン遺産として再解釈し、万年筆というフォーマットで現代に蘇らせています。
選ばれたポスター作品は、20世紀初頭に「芸術とインクの融合」をテーマに行われたポスターコンペティションの応募作。ペリカン社(当時はギュンター・ワグナー社)のオーナーであり美術収集家でもあったフリッツ・バインドルフが芸術性とインクの魅力を結びつけるために企画したものでした。当時の制約のなかで表現された情熱と創造性は、今なお見る人の心を揺さぶります。
アートと筆記具が交差する瞬間を、この「Rudi Rother」モデルでぜひ体感してみてください。 escreva――筆の先に宿る歴史と美の物語が、あなたを待っています。

スーベレーン M600 アートコレクション  
ルディ・ローザ 万年筆(ペン先 EF/F/M/B)

税込価格 ¥99,000
国内発売予定本数 500本
出荷開始予定時期 2025年10月中旬
取扱店舗
全国の百貨店および筆記具専門店など
*予約受付中

Pelikan について
わたし達の始まりは、ドイツにて1838年に化学者カール・ホーネマンが、画期的な絵画インクを発明。画材メーカーとしての基盤を築いたことに始まります。後に筆記具の製造にも着手、ブランドアイコンとなるグリーンストライプも誕生。当時の技術の中でも群を抜く精密さで、今日に至る迄その高品質な筆記具は数多くの文豪や文化人がその品質を認め、世界中で愛用されてきました。
ペリカン社の高品質なインク、高級筆記具は今でもドイツ工場で生産されており、心地よい滑らかな書き心地と素晴らしい筆記体験を提供し続けています。創業から180年以上。ペリカン社は、高級筆記具ブランドとして、「書く」という文化を大切に育んでいます。伝統的なクラフトマンシップを守りながら、お子様から大人まで、幅広いユーザーに向けて高品質な製品を届け、「手書き」の大切さと楽しさを未来へと繋いでいきます。

公式サイト https://www.pelikan-passion.com/int/

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