荒木経惟と陽子のエッセイを基に、坂本龍一・大貫妙子の日本アカデミー賞受賞音楽が彩った、90年代・東京の純愛物語。
1997年に公開され、多くの観客の心を掴んだ映画『東京日和』。 写真家・荒木経惟氏と妻・陽子さんによる同名の名著をベースに、竹中直人氏がメガホンを取った、あのセンチメンタルな純愛ドラマが、待望のデジタルリマスター化を果たします。
12月3日のBlu-ray&DVD発売に先駆け、この名作の全貌と魅力に、改めて光を当てます。
中山美穂さん、不朽の代表作
本作の核となるのは、写真家の島津巳喜男と、その妻・ヨーコの、切なくも愛おしい日々の記憶です。
主人公の島津巳喜男を竹中直人監督自らが演じ、その妻・ヨーコを、昨年12月に惜しまれつつも他界された中山美穂さんが演じています。
東京のありふれた風景の中で、時に優しく、時にすれ違い、そして愛おしく描かれる夫婦のかたち。天真爛漫でありながら、ふとした瞬間に胸を締め付けるような儚さを見せる「ヨーコ」という存在は、まさに映画女優・中山美穂さんのキャリアを代表する名演の一つとして、今もなお鮮烈な輝きを放っています。
一流の才能が集結した「奇跡」
このデリケートな夫婦の物語を、脚本家の岩松了氏が紡ぎ、『GONIN』などで知られる名手・佐々木原保志氏が、光と影を巧みに操りカメラに焼き付けました。
さらに、作品の空気感を決定づけたのが「音楽」です。 主題歌・音楽監督は大貫妙子氏が担当。坂本龍一氏と奏でるその深く美しい音色は、第21回日本アカデミー賞で「最優秀音楽賞」を受賞するという快挙を成し遂げました。
豪華なキャスト・スタッフ陣の才能が集結して描いた、東京の空気に溶け込むような、愛の記憶。 今回のデジタルリマスター版リリースを記念し、スペシャルイベントの開催も決定しています。色褪せない名作の帰還を、ぜひその目で見届けてください。
詳しくはこちら
東京日和 発売記念スペシャルイベント
日時:2025年12月3日(水) 開場18:30/上映開始19:00~(上映終了21:05)
※上映後、休憩時間をはさみトークショー 21:20~21:50(予定)
場所:池袋HUMAXシネマズ・シネマ1
内容:映画『東京日和』(1997年/東宝/121分/35㎜プリント上映)&トークショー
ゲスト: 竹中直人(監督)、大貫妙子(主題歌・音楽監督)
【チケット販売】
オンライン・窓口販売:10月30日(木) 正午12:00~販売開始
料金:3,500円 ※各種割引、招待券使用不可
▪️池袋HUMAXシネマズ オンラインチケット
【竹中直人監督・コメント】
あの『東京日和』が28年の時を経て、まさかのデジタルリマスターになって帰ってくる!
そして…初のBlu-rayにもなるなんて!!
未見の方も、すでに観たと言う方も、ぜひお手元に置き、ご家庭で映画『東京日和』を静かにそっと堪能して頂けたらうれしい限りです。
パッケージデザインも新たに蘇る『東京日和』。あなたの心に残ることを願ってやみません。











