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プレイバック百恵!昭和の一人のスターは伝説から神話へと変わった。

■ミュージックコラムvol.6 語り継がれ、歌い継がれる山口百恵ストーリーPart1

「昭和のスター」の代名詞と言えば、美空ひばり、山口百恵と答える人は多いだろう。 その存在感と共に彼女たちが歌ってきた楽曲は世代を超えて今も歌い継がれている。 山口百恵は、あるインタビューで「次の美空ひばりと呼ばれていますけど、どう思われますか?」と質問され、 「私は彼女のような孤独なスターにはなりません」と答えたそうだ。 自分の確固たる意志を持っていることも多くの人から支持された要因かもしれない。

あやつり人形だった少女は自ら糸を切ってアーティストに変身していく

私が小学校一年生の頃、1973年山口百恵は14歳でデビューした。 デビュー曲は「としごろ」。 周りの期待とは裏腹に最高位は37位。明るくキャッチーなアイドル路線のメロディは、彼女の魅力を引き出すことはできなかったようだ。 セカンドシングル「青い果実」。 いきなり、逆ベクトルな路線変更をし、 ♪あなたが望むなら 私 何をされてもいいわ♪というキワドイ歌詞から始まり、 最後は ♪いけない娘だと 噂されてもいい♪と開き直ったセリフで締めくくられる。 当時、性に目覚めていく少女の大胆な歌詞が話題を呼び、戦略成功!最高位9位と順位を一気に上げた。 歌手と並行して彼女はドラマでも活躍していた。 テレビドラマでの初レギュラー出演は1973年10月TBS系の「顔で笑って」。1974年10月からはTBSのドラマ赤いシリーズに出演、「赤い迷路」「赤い疑惑」「赤い運命」「赤い疑惑」「赤い衝撃」「赤い絆」「赤い死線」まで6作品のすべてが高視聴率を誇る人気ドラマであり、中でも「赤い疑惑」は最高視聴率30%という驚異的な数字を打ち出した。 13本の映画にも主演。12作は三浦友和(現夫)との共演で、いずれも大ヒットし、「ゴールデンコンビ」と呼ばれ、日本の映画界に欠かせない存在であった。 歌だけでなく、女優としての才能も「スター」と称される要因であったことは間違いないが、彼女が「歌手・山口百恵」を確立する転機が訪れる。 1976年に発表した阿木燿子(作詞)、宇崎竜童(作曲)による「横須賀ストーリー」。 「これっきり これっきり もう これっきりですか…」という大人の女性の心境を綴った歌詞とロックのフレーバーを放つメロディは、山口百恵の魅力を最大限に引き出したと同時に本物の歌手として確立させた。 当時、百恵は17歳であった。 最高位1位、年間チャート8位という大ヒット。 この二人を作家として指名したのは、山口百恵自身だったそうだ。 その後、阿木・宇崎のコンビによって「イミテイション・ゴールド」、「夢先案内人」と続き、 78年に「プレイバックPart2」を発表することで"絶対的な百恵"を表現する。 潔く、強い大人の女ーーそれが山口百恵。 この年、紅白歌合戦のトリを務めた。 10代で紅白のトリとなったのも山口百恵が初であり、最年少記録はまだ破られていない。

後世に残る歌手としてのラストステージ

山口百恵が引退したのは、1980年10月。 人気絶頂で芸能界を去ったと言われるが、本人そして周りのブレーンたちのプロデュース力によって人気をさらに高めて最終章をつくりあげたというのが事実ではないだろうか。 また、引退前の79年、引退の80年、2年の間にオリジナルアルバムを6枚も発表している。 阿木・宇崎コンビをはじめ、井上陽水、大瀧詠一、糸井重里、谷村新司、来生たかおなど、いずれも当時の注目アーティストが楽曲提供をしており、歌手・山口百恵の歌声を後世に残していくことになった。 ファイナルコンサートの最後にマイクをステージの中央に置いて、静かに舞台を去っていくシーンは、引退して40年近くの歳月が経っても、今だに語り継がれている。

伝説の歌姫・山口百恵のライブ商品2タイトルがリニューアル・リファインされて再登場!「伝説から神話へ (リニューアル版)」&「MOMOE LIVE PREMIUM(リファイン版)」

「伝説から神話へ BUDOKAN…AT LAST」Blu-rayリニューアル版
映像は、カラー・グレーディング(色彩補正・色彩演出)によるニューヴァージョンを収録。 [2] ステレオ音声は、ハイレゾ音源(96KHz/24bit)を収録。 *5.1chサラウンド音声は、容量の都合上、48KHz/16bit で収録 [3] ニュープライス&Blu-ray Discケース仕様による新装発売。 発売日:12月12日発売 価格:¥4,000+税 発売:ソニー・ミュージックダイレクト
「MOMOE LIVE PREMIUM」【完全生産限定盤】
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