夏の恵みを受けた「輝くぶどう」が、造り手の情熱でワインに変わる季節。その仕込みの現場から。
静岡県伊豆市に構える「中伊豆ワイナリー シャトーT.S」。三方を海に囲まれ、温暖で雨も多いこの地で、「世界に通用するワイン造り」という情熱的な挑戦を続けるワイナリーから、実りの秋の便りが届きました。
2025年のぶどう収穫がすべて完了し、このぶどうを使った最初のワイン「伊豆ヌーヴォー」が、いよいよ発売されます。
期待高まる、小粒で「凝縮感」のあるヴィンテージ
今年の収穫は、8月中旬の白ワイン用品種からスタートし、10月18日の赤ワイン用品種をもって、無事にフィナーレを迎えました。
特筆すべきは、今年の天候です。夏場の雨量が少なかったことで、ぶどうは例年より小粒に育ちました。しかしそれは、旨味や成分が「凝縮」された証拠でもあります。主要品種から試験品種まで、実に20種以上にもなるぶどうたちが、今年のヴィンテージにどのような素晴らしい表情を見せてくれるのか、期待が高まります。
「輝くぶどう」に込めた、栽培チームの想い
収穫の瞬間は、栽培チームにとって、1年間の集大成です。 毎日毎日、畑で向き合ってきたぶどうを送り出すとき、ひと房ひと房、丹精込めて仕上げられたぶどうは、収穫箱の中でどれも輝いて見えたといいます。
その輝きは、栽培チームの情熱のバトン。収穫を追いかけるように、ワイナリーではすぐに「仕込み」が始まります。
醸造チームの本領発揮。ぶどうの個性を引き出す技
畑から届いたばかりの新鮮なぶどうを受け取ると、ここからは醸造チームの出番です。 ぶどうはまず丁寧に除梗(じょこう=茎を除く作業)され、選果台の上でさらに厳しくチェックされます。
単に「白」「赤」と分けるだけではありません。目指すワインの味わいや風味に合わせて、仕込みの方法を繊重(せんじゅう)に変えていく。まさに職人技で、それぞれのぶどうが持つポテンシャルを最大限に引き出していきます。
伊豆の自然と造り手の想いが詰まった「伊豆ヌーヴォー」。 この秋、まずは今年一番の恵みを、食卓で味わってみてはいかがでしょうか。
2025年最初のワイン「伊豆ヌーヴォー」 11月1日(土)解禁
今年も無事にぶどうが実り、収穫できたことに感謝しながら、収穫したぶどうで造る最初のワインとして販売されるのが「伊豆ヌーヴォー」です。使用ぶどうは、白ワインが信濃リースリング。赤ワインがヤマ・ソービニオン。熟成前のフレッシュな味わいと香りを確かめながら楽しんでください。
発売日の11月1日(土)には、ヴィンヤードイベントとしてぶどう畑で伊豆ヌーヴォーのふるまい企画予定。最初の1杯を無料で楽しめます。
赤ワイン品種…ヤマ・ソービニオン
白ワイン品種…信濃リースリング
750m 各2,700円(税別)
中伊豆ワイナリーヒルズ概要
中伊豆ワイナリーヒルズは、ワイン工場のあるぶどう畑が広がる「ワイナリーエリア」と、自家源泉と スポーツ施設を完備した「ホテルエリア」に分かれています。ワイナリーエリアには、乗馬体験ができる牧場やナチュラルウエディングに相応しいチャペルも併設。2022年秋には愛犬と一緒にご宿泊可能なグランピング施設“中伊豆 EAST WINDS VILLAGE”をオープンしました。
所在地:
・中伊豆ワイナリーシャトーT.S 〒410-2501 静岡県伊豆市下白岩1433-27
・中伊豆EAST WINDS VILLAGE 〒410-2501 静岡県伊豆市下白岩1431-21
・ホテルワイナリーヒル 〒410-2501 静岡県伊豆市下白岩1434
URL:nakaizuwinery.com/
アクセス:
① 電車の場合
JR 三島駅から伊豆箱根鉄道で修善寺駅まで約40分。修善寺駅からホテルワ イナリーヒルへはタクシーで約10分。中伊豆ワイナリーシャトーT.S、中伊豆EAST WINDS VILLAGEへはタクシーで約15分。
※修善寺駅前から無料シャトルバスを運行しています。
② お車の場合
東名高速道路沼津I.Cから45分。国道136号線から伊豆中央道(有料)経由、 大仁南I.Cを降り、修善寺駅前入り口を通過、中伊豆方面へ3km。上和田バス停を左折してホテル ワイナリーヒルへは約5分。中伊豆ワイナリー シャトーT.Sへは約10分
※詳細はこちらをご覧ください。https://nakaizuwinery.com/pages/access














