ジャンルを超えた演歌の女王 八代亜紀再び!

BSテレ東が、特別編成で八代亜紀を追悼

演歌の女王と呼ばれた八代亜紀さんが、2023年12月30日に他界されました。
73歳でした。

新しい年の幕が開け、誰もが楽しい年始を過ごそうとしていた矢先、元旦に能登半島を大きな震災が襲い、次の日にはその被災地に物資を運ぼうとした輸送機が民間機と激突し炎上、恐ろしく悲しい出来事が続いていたときにその訃報が届きました。
「お酒はぬるめの燗がいい 肴は炙ったイカでいい」八代亜紀さんの代表曲「舟唄」は演歌とブルースの融合とも呼べる、歌詞にあるようにしみじみと胸に迫る名曲です。15歳で熊本から東京へ上京。銀座のクラブを中心に、ジャズやポップスを歌う下積み時代を経て、1971年にメジャーデビュー。1973年に発表した「なみだ恋」でミリオンヒットを達成し、その後数々のヒット曲を世に送り出し、1979年に「舟唄」、1980年に「雨の慕情」でレコード大賞を受賞。名実ともに「演歌の女王」と称されるようになりました。
2012年からは、ジャズやブルースにも力を入れ、小西康陽プロデュースによるジャズアルバム『夜のアルバム』を発表。世界75か国で同時配信され、歌手活動42年目で世界デビューを果たしました。また、CMをきっかけに、テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」も披露。ジャンルレスな楽曲で幅広い層から支持されていました。オリコン調べによると、女性演歌歌手としてはレコード・CD売り上げはトップだそうです。甘くハスキーな歌声と独特の歌唱は唯一無二。演歌の灯を絶やさないためにも、まだまだ八代さんの歌声を聞きたかったですね。

BSテレ東では、昨年12月30日に73歳で亡くなった演歌歌手・八代亜紀さんを偲び過去に出演した番組で追悼企画を放送。「プレイバック日本歌手協会歌謡祭」、徳光和夫の名曲にっぽん ありがとう 八代亜紀さん2時間スペシャル」、1980年に出演した「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」を放送します。

「プレイバック日本歌手協会歌謡祭」
■放送日時
1/23(火)、24(水)17:56~19:00 ※2夜連続放送
■放送内容
「日本歌手協会歌謡祭」の名曲、懐かしの名場面を放送。今回は八代亜紀さんを偲び数々の映像をお送りします。
■八代亜紀さん歌唱楽曲予定
「なみだ恋」、「見上げてごらん夜の星を」、「舟唄」、「残酷な天使のテーゼ」、「おんな港町」、「雨の慕情」ほか

「徳光和夫の名曲にっぽん ありがとう 八代亜紀さん2時間スペシャル」
■放送日時
1/26(金)19:00~20:54
■放送内容
デビューのきっかけとなった全日本歌謡選手権で10週勝ち抜いた10曲についてのエピソードを語り、当時を想い出しながら改めて歌唱して頂いた放送回や八代亜紀さんがドッキリを仕掛け、笑いと嬉し涙に包まれたサプライズシーンなど、数多くの貴重なコラボレーション歌唱とともに名曲の数々を放送する予定です。
■八代亜紀さん歌唱楽曲
「愛の終着駅」、「愛ひとすじ」、「愛を信じて」、「霧の摩周湖」、「命かれても」 ほか

「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」
■放送日時
1/27(土)18:30~20:54
■放送内容
渥美清の没後一年に作られた第49作。第25作「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」に新撮映像を加えた特別バージョン。主題歌を八代亜紀が担当。

伊集院 遥
人生の移ろいを感じながら、風のように生き、雨のように歌い、太陽のように人を照らしたい。