eSIMを物理SIMに変えて運用できる5ber.eSIMを使ってみた

「eSIMがいいけどこの端末じゃeSIM入らないよ」ってことありませんか?

中国端末はeSIMに非対応ってことがあります。iPhoneも例外ではなくAppleのウェブサイトでは「iPhone の eSIM は、中国本土では提供予定がありません。」と明記されてるんです。
※今回紹介する5ber.eSIMはiPhoneは対応していません

私は現在、3回線分の電話番号を1,2年周期でMNPしてお得に運用しています。端末はiPhone12とAndroid(Xiaomi 11T Pro)をそれぞれ保有していますが問題になるのはeSIMの空き状況です。Xiaomi 11T ProはeSIMに対応しておらず気軽にSIMの入れ替えが行えないことがなんとも煩わしいです。

物理SIMは契約会社によっては返送必須となっていたりするのでできるならeSIMがいい。

5ber.eSIMとは?

5ber.eSIM https://esim.5ber.com/

iFREE GROUP Inc.という会社が行なっているサービスでeSIMを物理SIMとして使用できるようにする物理SIMを販売しています。言葉にするとややこしい。
プランが2種類あり2回線分使用できるスタンダード版(回線数は追加購入可能)と無制限のプレミアム版です。それぞれ12ドルと25ドルになっており時折10%オフのキャンペーンをやったりしています。私が購入したのはスタンダード版、価格は10.8ドル(1,600円前後)でPaypalを使用して決済を行いました。購入時にハマりやすいのが郵便番号と電話番号にハイフンを入れているとJavascriptエラーで支払いに進めないって点です。ハイフンは消しましょう。

スタンダード版の回線の追加購入は最大10までで最大5ドル、ヘビーユーザーでなければ当分使い切ることもないでしょうからスタンダード版で十分です。仕組みを十分には理解してないのでプロファイルの削除で枠が戻るのかはわかってません…

使用できる端末は公式サイトで検索できるので購入前に端末情報をチェックしてください。
Xiaomi 11T Proは問題なく対応しているみたいです。

iPhoneは対応していません。というか物理SIMに書き込んだ状態であればiPhoneに挿しても使用できると思いますがiPhone用のアプリがないため操作はAndroidで行う必要がある、のかな?使えたっていう情報もありますし。
とりあえず公式で対応していないのでやる時は自己責任でお願いします。

使用方法

  1. 使いたい端末にSIMをセット
  2. 5berのアプリをダウンロード
  3. アプリからeSIMのQRコードを読み込む

私はpovo2.0をXiaomi 11T Proに入れる作業を行います。povoのアプリからeSIMの再発行手続き(現状無料)を申請します。本人確認が必要になるので再発行までに少し時間がかかります。

その間にアプリをダウンロード。Google Playからでもapkを直接ダウンロードしてインストールすることも可能みたいです。私はGoogle Playからインストールしました。
その後、無事にプロファイルを書き込むことができました。

eSIMは同時に入れることもできますが切り替える際はアプリを開いてどれを使用するか設定する必要があります。

他の選択肢「eSIM.me」

5ber.eSIMの比較対象としてeSIM.meがあります。
こちらはプランが現在3種類ありいずれもeSIMのダウンロードは無制限、保存できる数が5,10,15と書かれており削除すれば枠が空くものと思います。5berのほうは「Free for 2 eSIM downloads. eSIM downloads less than 20 times with 5ber」ってなっててダウンロードが20回まででeSIMは2つしか入らないよって意味ですよね?この手の商品は実際にやってみないと仕様がわかんないんだよなぁ。

ウェブサイトのスペック表記は5berよりもわかりやすいです。
eSIM.meでは端末制台数限などもあり使い回ししづらい気もするし、お値段は結構高い。一番安いもので24.95ユーロ(4,000円くらい+税金や送料)するので気軽に試しにくいです。

せっかく格安SIMなんかで安くしようと思ってるのにここまでは出せないってことで5berになりました。

まとめ

新しいもの試してみたいって方、ガジェット好きな方には興味をそそるサービスではないでしょうか。私は結構ワクワクしました。海外でしか購入できないので少しハードルは高いかもしれないですがこういうこともできるのか!が2,000円未満で試せたので満足しています。

Zeze
Zezeです。新しいものやガジェット系のレビューなどを主に行なっています。