まるで日記のように綴ったキルトの数々。
それは時間の花束のように。
引退して40年が経とうとしているのに、今だに「山口百恵」という存在は世間から忘れ去られることがない。「時代と寝た」とも「百恵菩薩」とも呼ばれたスーパースターの彼女は、1980年10月4日、武道館でのファイナルコンサートでマイクを置いて芸能界から去っていった。俳優の三浦友和と結婚し、それからは一切、表舞台に出ていない。
2019年7月26日、キルト作家・三浦百恵として本を出す。引退した80年に自叙伝「蒼(あお)い時」を刊行して以来、39年ぶりの著書だという。芸能界を引退してから現在までの30数年間、手仕事をずっと愛しみながら、まるで日記のように綴ったキルトの数々。時間(とき)を大切にし、人を思う愛に満ちあふれたそれらの作品が、今、花束のような美しい1冊の本に上梓された。
時間を束ね、作品を束ねたその1冊は『時間(とき)の花束 Bouquet du temps ブーケ デュ タン』というタイトルに込められた。
作品は、初めて公開する子どもや家族、友人のためにつくった温かで微笑ましい作品から、クリエイターとしての斬新な作品までを掲載。それらにまつわる数々のエピソードや、キルトづくりの舞台裏のストーリーも綴られている。
作品集は以下の6章で構成
・第1章 今、創り出せる幸せに感謝
・第2章 誰かを思い、時間(とき)を紡いできた
・第3章 夢中で針を運んだ日
・第4章 巣立ちのキルト
・第5章 ホワイトキルトに憧れて
・第6章 教わる喜び、仲間たちとレッスンの日々
この本のために作られた新作が数点の他、未発表の作品も数多く掲載される予定。
この本の出版を記念し、収録された作品の一部を展示する出版記念特別展をキルト&ステッチショー各会場で開催。東京に加え、大阪、広島の2会場でも展示が決定した。
「時間(とき)の花束 Bouquet du temps」
三浦百惠 特別協力:鷲沢玲子
日本ヴォーグ社刊
2019年7月26日発売(予定)
本体価格:2,000円+税
オールカラー128ページ
A4変型判(280×210mm)
https://www.tezukuritown.com/nv/sp/nv70531.aspx
東京キルト&ステッチショー2019
主催:(公財)日本手芸普及協会 (株)日本ヴォーグ社
協力:(株)ヴォーグ学園
2019年10月3日(木)~5日(土)
池袋サンシャインシティ 文化会館ビル2F 展示ホールD
https://www.quilt-stitch-show.com/2019/tokyo
大阪キルト&ステッチショー2019
主催:(公財)日本手芸普及協会 (株)日本ヴォーグ社 協力:(株)ヴォーグ学園
2019年12月12日(木)~14日(土)
マイドームおおさか 3F 展示ホール
広島キルト&ステッチショーVol.1
主催:広島ホームテレビ
共催:(公財)日本手芸普及協会 (株)日本ヴォーグ社
協力:(株)ヴォーグ学園
2020年5月8日(金)~10日(日)
広島産業会館 西展示館
※展示の予定は、予告なく変更される場合もございますので、あらかじめ、ご了承ください。