1971年、ブエノスアイレス。世界を虜にした犯罪者カルリートスは、
天使のように美しい17歳の少年だった。
なぜ、彼は悪にその身を捧げたのか──?興奮と陶酔のクライム青春ムービー
ブロンドの巻き毛に透き通る瞳、艶やかに濡れた瞳、磁器のように滑らかな白い肌―。神様が愛をこめて創ったとしか思えない美しすぎる17歳の少年、カルリートス。しかし、彼は欲しい物は何でも手に入れ、目障りな者は誰でも殺す。息をするように、ダンスを踊るように、ナチュラルに優雅に人を殺める。やがて新しい学校で会った、荒々しい魅力を放つラモンと意気投合したカルリートスは、二人で様々な犯罪に手を染めていく。だが、カルリートスは、どんなに悪事を重ねても満たされない想いに気づき始める―。
主人公のモデルとなったのは、1971年から72年にかけて11人を殺害した「死の天使」と呼ばれたカルロス・エドゥアルド・プッチ。19歳の若く美しい青年が、残虐な犯行を繰り返していたことで当時大きなニュースとなりました。
原題は「El Ángel (天使)」。ーみんなどうかしてる。もっと自由に生きられるのにー
邪魔な人間を排除して何が悪いの?というサイコパスな世界観を表現した『永遠に僕のもの』。あなたの心の奥底に眠る黒い天使が騒ぎ出すかもしれません。