「防災にはジムバッグ 」実は有益な方法かもしれない。枕元に靴と笛を!

枕元に靴と救助笛を

地震災害において重要な準備物として枕元においておいたほうが良いものとして靴と笛があるという。寝ている時に被災した場合、周りはガラスの破片が散らばった状態になりやすく、逃げる際に裸足だと、足の裏を怪我してしまう。そのため、枕元に靴を置いておくと良いらしい。加えて、救助笛があると助けを呼びやすく良いとのこと。

話の内容も理解できる、やっておけば損はないかなと思った。しかし、実際に実行に移すとなるとなかなか腰が重いの実情だ。

備えは大事だがめんどくさい

私も枕元、ベッドの下に靴を置いておこうとは思ったし、救助笛をamazonで購入して置いておこうかなと思った。しかし、「なんかめんどくさいな」と思った。もっと楽にできる方法は無いものか。靴の代わりにスリッパで代用するということを考えたりもしたが、なかなか楽で簡単な方法は出てこない。できれば予算も割きたくないのだ。新しい靴を買うにしろ、安い靴であったとしてもわざわざ購入するのは面倒である。笛をかったとして、どこに設置するかを考えるのも面倒だ。またその笛を目にするたびに災害に怯えて暮らすのはテンションが下がることなのでやりたくない。

THE NORTH FACEのリュックをジムバッグにしているのだが

だがあることに気がついた。実はもう既に枕元に靴と救助笛は設置されていたことに気がついたのだ。私はジムバッグとしてTHE NORTH FACEの大きなリュックを使用している。なかなかの大きさもあるし、朝ジムをしたり、仕事が終わってすぐに取り出してジムに行けるようにとベッドの脇が定位置になっている。そう、このリュックの中にジム用のシューズが入っている。つまり、もともと枕元には靴があったわけだ。これで課題の1つ目はクリアしていたことになる。残りは、救助笛である。

リュックに救助笛がついている

実は、THE NORTH FACEのリュックの中には救助笛の働きをするパーツがある。それは胸元をとめるベルトのパーツに組み込まれている。もともと、THE NORTH FACEは登山をすることを念頭に置いたアパレルを展開している。そのため、リュックに救助用の笛を組み込んだデザインになっていたのである。

つまり、私のジムバッグは、靴を格納した救助笛がついたものであるため、このジムバッグを枕元に置いておくだけで防災の役割を十分に果たしてくれるのである。

意識して備えをせずに、備えるのが楽で実用的

もしもの時のためを想定して、防災グッズを備えておくということはとても大事なことであると思う。しかし、防災グッズはある程度のメンテナンスが必要なものであったり、日頃使用しないので、クローゼットの奥深いところへしまい込んでしまい、実際に被災した時に瞬時に出して避難するということができなかったりする場合もある。

常日頃使用しているものであるにも関わらず、それを防災グッズとしても代用可能であるという点がジムバッグの利点であり、ジムバッグはちょっとした工夫次第で有能な防災グッズとしても役に立つものになることを念頭に入れておくと良いと思う。

GORILAX
コラムニスト ふと湧きだす好奇心から、いろんなセカイを巡るのが好き。実際に現地に足を運んで、海外のイベントや食、文化についてのコラムを執筆したり、国内の「面白いもの」について紹介していきます。社会学、文化人類学の視点からもアプローチしていきます。