新・村上ワールド「村上隆 もののけ 京都」

ルイ·ヴィトン 村上隆とのコラボレーションによる巨⼤な彫刻作品《お花の親⼦》が京都市京セラ美術館の⽇本庭園に登場

2020年コロナ禍の東京で公開され、復活への祈りの象徴として話題となった⾦⾊に輝く巨⼤な彫刻作品《お花の親⼦》。村上隆のスーパーフラットコンセプトの彫刻的実践の結実である本作が、ルイ・ヴィトンのトランクと共に京都市京セラ美術館の⽇本庭園に登場しました。
日本庭園の池に浮かぶように姿を現した《お花の親子》とトランクは高さ約13メートルを超える巨大彫刻作品。前後、側面と角度によって違った表情を見せ、京都市美術館開館 90 周年記念展「村上隆 もののけ 京都」の会期中、季節の移り変わりと共に昼夜を問わず楽しめます。

トランクは村上隆とルイ・ヴィトンのコラボレーションにより2003年に発表されたモノグラム・マルチカラーのトランクからインスピレーションを得て、キャンバスやメタルパーツ、木材といったディテールまでをも表現しています。かつて日本の家紋からインスパイアされたとも言われるルイ・ヴィトンのモノグラム、そして、日本の伝統的な美学から生まれたスーパーフラットな彫刻が、美しい京都の山並みに囲まれて庭園に立つ姿は、ここでしか見ることのできないアートインスタレーションです。また、それは、両者のアートとファッションの垣根を超えた歴史的なコラボレーションを、改めて思い出させるものでもあるでしょう。
ルイ・ヴィトンは創業当初よりアートと密接に関わっており、アーティストとの交流を育んできました。こうした伝統を受け継ぎ、ルイ・ヴィトンは1988年以降、ソル・ルウィット、ジェームズ・ローゼンクイスト、セザール、オラファー・エリアソンなど、現代アート界やデザイン界を代表する著名なアーティストとのコラボレーションを展開。また、ソフィ・カル、ダン・フレイヴィン、アルベルト・ジャコメッティ、ゲルハルト・リヒターといったアーティストの作品をキュレーションし、世界各地のエスパス ルイ・ヴィトンやストア内のコンテンポラリーアートスペースに展示しています。

《お花の親子》とルイ・ヴィトンのトランクのインスタレーション

京都市京セラ美術館 日本庭園にて2024年9月1日(日)まで公開
京都市左京区岡崎円勝寺町 124
*入場無料エリア

「村上隆 京都 もののけ」展について

現代美術の最前線で活躍する村上隆(1962年生まれ)の大規模な個展が2024年2月3日より、開館90周年を迎える京都市京セラ美術館において開催されています。本展は、主に海外を中心に活動してきた村上にとって、国内で約8年ぶり、東京以外で初めての大規模個展となります。
かつて村上隆が企画した展覧会「スーパーフラット(Superflat)」は、2000-2001年にかけて日本とアメリカの各都市を巡回、展覧会とともに発表された「スーパーフラット宣言」は、現代美術シーンに重要な影響を及ぼしました。その考えは、日本の伝統的な絵画表現とアニメや漫画、ゲームに代表される大衆文化を結びつけただけでなく、戦前から戦後の日本人の感性の有り様や社会の様相、さらには資本主義経済や政治、宗教をもフラットに捉え、あらゆる手法を用いて創作活動全体に取込むことで、多種多様な作品を生み出し、アートの価値や本質的な意味を問いかけてきました。そのキャリアは、欧米が事実上の規範となっている国際的なアートシーンに、日本から独自の視点で挑み、刺激を与え続けてきた営みであると言えます。
村上が活動初期から深い関心を寄せ、江戸時代の絵師たちが活躍し、今なお、あらゆる芸能と芸術が息づき交わり合う京都。この地を舞台に、新たに描きおろした超大作をはじめ、代表的なシリーズ、国内初公開となる作品など、大多数が新作となる約170点で構成される新・村上ワールド「村上隆 もののけ 京都」をぜひお楽しみください。

https://takashimurakami-kyoto.exhibit.jp/

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