私は下手の横好きでもありますが、料理が好きです。
毎日の献立はもちろんの事、休みの日には時間をかけて特別な料理を作る事もあります。
家の近所には、5つものスーパーがあるので野菜が安くて新鮮なお店、お肉が安いお店、変わった魚が置いてある所など、それぞれの特色を把握しながら食材を買いに回るのも好きです。
そんな中で思う事は、素材がいいとシンプルな調理方法でも美味しい、特別な料理を作る事もできるという事です。
いい素材を使えば美味しいものができる、というのはごく当たり前な事ではありますが、予算やその日手に入る食材の事を考えると毎日最高の料理を作るというのは意外と難しいものです。
しかし食材の選び方でベストなものを作る頻度を上げる事は可能です。
例えば旬の食材を使う事、これも素材を重視した料理だと思います。
春であれば甘くてみずみずしいキャベツや新玉ねぎのサラダに、旬だからこその香り高いたけのこご飯に甘みと旨味がぎゅっと詰まった鯛のお刺身などは格別ですし、
夏ならトマトやナス、とうもろこしといった夏野菜のグリルに、身がしっかり引き締まった鯵とシソやミョウガといった旬の薬味を合わせたなめろうもご馳走です。
秋は食欲の秋ともいわれるほどですから、キノコや栗を使った炊き込みご飯に、脂が乗り切ったさんまの塩焼き、ぷっくりと身が膨らんだ牡蠣ご飯などはまさに秋を食べ尽くすといった料理ができるでしょう。
冬は大根や白菜の甘味を感じながら体も温まる鍋が大活躍です。脂の旨味を感じる事のできる旬のブリでしゃぶしゃぶをするのも最高ですね。
このように、春夏秋冬の旬の食材を使う事で、安くて素材のおいしさを最大限に味わえる料理ができます。
また、塩だけの味付けで十分に美味しさを引き立たせる事ができるものが多いのも旬の素材を使うメリットでもあります。
毎日の料理で使えればベストですが、週に一度、月に一度でも旬の素材を手に入れて特別で味わい深い料理を作ってみてはいかがでしょうか。