青森の文化を満喫できる宿「星野リゾート 青森屋」に、青森ねぶた祭をテーマにした客室「青森ねぶたの間」が完成しました。
ねぶたの題材は、東北の地で語り継がれる3人の英雄の伝説です。ねぶた師である竹浪比呂央(たけなみひろお)氏の協力のもと、玄関、主室、寝室など客室全体に設えるねぶたを制作。客室で過ごす時間も、忘れられないものとなるように、「青森ねぶた祭」をインテリアとして随所に施しました。
玄関の扉を開けると、高さ約2mのねぶた絵に表現された田村麻呂の勇ましい表情を見ることができます。
征夷大将軍である坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)は、東北の地にいた蝦夷(えみし)との戦いの前に先勝を祈ると、妙見菩薩(みょうけんぼさつ)から、仮面をかぶって戦えと7つの鬼面を授かったといわれています。
アイキャッチ画像/玄関:出迎えねぶた「田村麿(*2)と妙見宮の鬼面」
*2 ねぶた師の表現に従い、田村麻呂ではなく田村麿と表記。
主室:天境立体ねぶた「東北の雄 阿弖流為(アテルイ)」
主室:ねぶた障子「津軽海峡 義経飛龍」
青森県や岩手県の一部では、源義経が奥州平泉の地より生き延び、北を目指したと古くから伝えられてきました。義経が、荒れ狂う津軽海峡を渡ろうとする場面をあらわしています。
跳ねられる廊下「跳人(はねと)ロード」
ねぶた絵が変わる寝室の天井
テレビを見るときだけ開ける「TV見っかねぶた」
ねぶた師・竹浪比呂央氏によるねぶた制作協力
青森ねぶたの間に設えるねぶたは、ねぶた師である竹浪氏の協力を得て制作しました。竹浪氏は、1989年に初の大型ねぶたを制作して以来、ねぶた大賞はじめ多数の賞を受賞しているねぶた制作者です。2018年の青森ねぶた祭では「最優秀制作者賞」を受賞しました。青森ねぶたの間の作品には、古代東北の3人の英雄を題材に選び、そこに東北の復興という願いや祈りを込めています。
「青森ねぶたの間」概要
料金 :1泊2食付 2名1室利用時1名あたり 32,000円~(税・サ込)
客室数 :1室
定員 :3名
広さ :71.5平米
宿泊開始日:2019年4月17日
予約ホームページ https://noresoreaomoriya.jp/
星野リゾート 青森屋
住所 :青森県三沢市字古間木山56
アクセス :JR八戸駅から車で約90分、三沢空港から約20分
(無料送迎バスあり・要予約)
部屋数 :236室・チェックイン:15:00~/チェックアウト:~12:00
宿泊料金 :1泊2食付き 2名1室利用時 1名あたり 17,000円~(税別)
ホームページ:https://noresoreaomoriya.jp/