シニアと若者に共通するニーズに着目。
まずは港区を中心にワークショップ等を開催。
Bizjapanはこれまで大学生メンバーが中心となって社会問題の解決に向けたプロジェクトを複数展開してきました。その中で、新たな企画を生み出し遂行する際に感じる「ワクワク感」を、世代に関係なく多くの人が感じられる仕組みを作りたいと考えるようになりました。
世界経済フォーラム(ダボス会議)傘下の若者組織 グローバルシェイパーズ横浜ハブ(任意団体、以下 Global Shapers)と共同で新たな取り組み「ゼロイチシニア」を開始。シニアと若者が世代に関係なく「共に社会に対して価値を提供できる仕組みづくり」を行います。
将来を考えるためのモラトリアムにある大学生と社会的責務を全うしたシニアにとって、「自分が好きだと思えることを行動に移す、継続させる」ことは、充足感に直結します。こうした流れから大学生向けキャリア開発プログラムやシニア向け人生設計セミナーが巷で見られるように、「やりたいことを見つける」ことに課題感を感じているシニア・若者も急増しています。共通のニーズをもつ若者とシニアをつなげることによって、”互いの視座を広げ、支えあいながら、楽しく人生の旅に出て行く”これが若者とシニアの協働です。
■外部の企業・団体・自治体との提携によるコンテンツ開発
「ゼロイチシニア」では、両団体のみで活動を完結させるのではなく、既にシニア向け事業を行っている他の機関や自治体とも積極的に協業しながら、上記ビジョンの実現を目指している。
<今後の企画想定>
・これまでの人生を振り返り、シニアと若者がお互いの価値観を理解しあう「自分史講座」
・若者からスマホやパソコン等の便利な使い方を学ぶ「ITセミナー」
・シニアの幅広い知見と若者の発想力を組み合わせる「商品開発ワークショップ」
・自治体と連携した「アクティブシニア向けサロン」
■第一弾企画は、港区を中心とする「はなさかさん」プロジェクト
「ゼロイチシニア」の第一弾企画として、2019年4月より、一般社団法人日本クールシニア推進機構(OCSJ)と共同で「はなさかさん」プロジェクトを開始。OCSJは「“地域×ク―ルシニア×企業→多世代みんな”で心豊かな未来を創る」を目的に、過去10年以上にわたって港区のアクティブシニアを中心とするコミュニティ運営、省庁・企業とのワークショップ開催、超高齢社会に向けた企業の新商品・新サービスの開発支援の実績を持っています。
OCSJの持つシニア会員向けプログラムを、ゼロイチシニアが持つ若者の意見を取り入れる形で刷新し、企業との商品開発ワークショップや、世代を跨いだ起業家育成プログラム等を開催しています。
*「はなさかさん」とは、善い行いをして周囲にたくさんの花を咲かせた「花咲か爺さん」のように、何歳になっても好奇心を持って周囲の人のみならず社会にも貢献することができる人を指します。学生とシニアが一つの目標に向かって一緒に夢中になる。そんな体験を提供することによって、“はなさかさん”を創出、さらにはなさかさん同士の共創を生み出し、多様な視点を兼ね揃えた新たな価値を社会に創出します。
■5月11日にはシニアが若者からメルカリの使い方を学ぶワークショップを開催
5月11日には「はなさかさん」プロジェクトの一環として、「シェアリングエコノミーって何?メルカリを体験」と題した講座を開催しました。若者がシニアにメルカリ利用について教えながら、ともにシェアリングエコノミーについて学ぶ内容となっています。
■ゼロイチシニアについて
https://zeroichisenior.wixsite.com/zeroichisenior