『冬薔薇(ふゆそうび)』 6 月 3 日より全国公開

伊藤健太郎 映画復帰作は、寄る辺なき者たちの物語

阪本順治監督によるオリジナル脚本で、人間の業を切なく儚く紡ぐ映画『冬薔薇(ふゆそうび)』が 6 月 3 日より全国公開となります。デビュー以来、一貫して様々な「心の欠損」を抱えた人間を描き続けてきた阪本順治監督。主人公・淳を演じるのは、本作が 2 年振りの映画出演となる伊藤健太郎。阪本監督が伊藤健太郎をイメージして当て書きしたという意欲作。日本映画界を代表するキャスト・スタッフが集結し、絶妙のアンサンブルが織りなす、寄る辺なき者たちの物語が誕生した。 

5 月 17 日には完成披露上映会が都内で行われ、主演の伊藤のほか、共演の小林薫、 余貴美子、そして阪本順治監督が登壇。2 年ぶりに映画主演復帰 した伊藤健太郎は「こうしてスクリーンに戻れるんだとわかったときは嬉しかったし、あのタイミングで手を挙げてくださった阪本監督には感謝しかないという思いでいっぱいです」と言葉を噛みしめ、久々の舞台挨拶に「味わったことのない 感覚というか、この景色が早く見たいとずっと過ごしていたので…。もう、すごく嬉しいです」と目に涙をためながら感慨無量の表情を浮かべた。

『冬薔薇(ふゆそうび)』ストーリー

ある港町。専門学校にも行かず、半端な不良仲間とつるみ、友人や女から金をせびってはダラダラと生きる渡口淳(伊藤健太郎)。“ロクデナシ”という言 葉がよく似合う中途半端な男だ。両親は埋立て用の土砂を運ぶ海運業を営むが、時代とともに仕事も減り、後継者不足に頭を悩ましながらもなんとか 日々をやり過ごしていた。淳はそんな両親の仕事に興味も示さず、親子の会話もほとんどない。そんな折、淳の仲間が何者かに襲われる事件が起きる。そこに浮かび上がった犯人像は思いも寄らぬ人物のものだった……。

出演:伊藤健太郎 小林薫 余貴美子
眞木蔵人 永山絢斗 毎熊克哉 坂東龍汰 河合優実 佐久本宝 和田光沙 笠松伴助 伊武雅刀 石橋蓮司
脚本・監督:阪本順治
製作総指揮:木下直哉
プロデューサー:谷川由希子 椎井友紀子
アソシエイトプロデューサー:座喜味香苗
音楽:安川午朗
音楽プロデューサー:津島玄一
撮影:笠松則通
照明: 渡邊孝一 録音:照井康政 美術:原田満生 我妻弘之 編集:普嶋信一 衣裳:岩﨑文男 ヘアメイク:豊川京子 装飾:徳田あゆみ 擬斗:二家本辰己 マリン統括ディレクター:中 村勝 音響効果:小島彩 助監督:小野寺昭洋 製作担当:米田伸夫

©2022「冬薔薇(ふゆそうび)」FILM PARTNERS 2022年|日本|カラー|スコープサイズ|5.1ch|109分|PG12
配給:キノフィルムズ 製作:木下グループ
HP:https://www.fuyusoubi.jp/
Twitter:@FUYUSOUBI_jp

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