東急ハンズに折り畳み傘を買いにいったのだけれど

東京は梅雨入りしました。突然の雨が降るということもあるので、折りたたみ傘を携帯したいなと思い始めました。しかし、折りたたみ傘を持っていないので新宿の東急ハンズに買いに行くことにしました。

たくさんの傘に囲まれて

東急ハンズではやはり、シーズンということもあり、傘のフェアをしていました。とりわけ、折りたたみ傘のコーナは充実していました。最近の折りたたみ傘の興味深い点として通常の雨傘にプラスして日傘としても使用できるものが出回っているという点でした。しかもメンズの折りたたみ傘で日傘にもなるものも少なくないようでした。日焼け止めという効果ももちろんあると思いますが、日差しの強さを避けるために日傘はありなのかもしれないと思います。

色とデザインで選定する

一通り、見ていった後、めぼしい折りたたみ傘を見つけて、候補を絞り、傘を開いてみて、実際の使用感を確かめて行きました。どの色にするか悩みながら、傘を開いては、また折りたたんでしまう。最近は白い折りたたみ傘もあり新鮮でほしいなと思いました。また、傘を収納する袋も、従来のものはもちろん、しまいやすいデザインになっているものもあり、濡れた傘をしまうストレスを軽減してくれそうなものもあり、自分にとっての最高の一本を選び出すのはなかなか難しいものでした。商品は決まり、色を見るために何度も傘開いては、しまうということをしているうちに私は疲れてしまいました。

欲しい傘が決まるものの

私が欲しいと思った傘は4,000円程度のものでした。「4,000円で買って、びしょ濡れになった傘をこれから折りたたんでいくのか」と考えると嫌気がさし始めました。

コンビニでビニール傘を買った場合、600円ぐらいだと仮定した場合、4,000円というのは7本買わないと損にはならない。突然の雨で傘を買うということは年間にどれぐらいあるだろうか。また、折りたたみ傘を携帯していて、突然の雨に備えることができたという機会は年間にどれぐらいあるだろうか。おそらく、2年間でも7回は無いのではないか。

折りたたみ傘のリスクは高く、好感度は低い

2年間のうちに折りたたみ傘を無くすリスクはどれぐらいか、また、壊してしまうリスクはどれぐらいか。こうしたリスクは、コンビニで買ったビニール傘なら軽微であるので私は気にしないレベルだ。

そもそも、傘を持たずに突然の雨に振られることは雨雲レーダーのアプリを入れている以上、遭遇確率は減る。そして、東京は地下道での移動がかなり便利なので傘がなくても工夫をすれば移動できたりする。

第一、濡れた傘を折りたたむ行為が私は大嫌いだと実感した。しかも小さい。なんというか折りたたみ傘というのは通常の傘に比べて中途半端で、未熟なものであるというイメージがやはり拭いきれなかった。

買わないという決断と買ったもの

折りたたみ傘は購入しないことにした。1時間ぐらいかけて様々な折りたたみ傘をみて、何度も開いてはたたむということをして、よくわかった。折りたたみ傘は必要ない。

そもそも、ミニマリスト的発想に還るならば、ならば、傘はすでにあるのだから、折りたたみ傘は必要ないのである。きっとそうだ。あえて買わないという決断をし、安心したので帰りに小田急百貨店で安くなったカットフルーツを購入した。ちょうど、スターバックスでメロンのフラペチーノが流行っていたのでメロンが食べたかったのである。

GORILAX
コラムニスト ふと湧きだす好奇心から、いろんなセカイを巡るのが好き。実際に現地に足を運んで、海外のイベントや食、文化についてのコラムを執筆したり、国内の「面白いもの」について紹介していきます。社会学、文化人類学の視点からもアプローチしていきます。