ファッションにはトレンドがあり、毎年、いや毎日どんどん変遷していく様が確認出来ます。
つい最近、渋谷のギャルが集まった喫茶店が閉店になったことがニュースになり話題となりました。
2000年前後にトレンドとなり大きな注目を集め、特に若い女性であればマネをする人が後を絶たないような状況でしたが、
次第に話題とならなくなり、街で見かけることも、マネをしている人を見ることもなくなっていったのです。
20年近く存在こそしていましたが、ギャルという存在は珍しいものへと変化し、現在では絶滅に近い状態となってしまったのです。
最近、ギャルファッションをしている人を見かけましたか?
これは、最近の事象ですが、近年にだけこのようなトレンドの流行り廃りがあるのではなく、古来から確認できます。
例えば、時代劇などを見ているとお歯黒といって歯を黒く塗っている女性が出てくることがあります。現在、このように歯を黒くする人は一般的ではなく、普通に生活しているだけではまず見ることが出来ません。
お芝居などで演技するときなどに限定されます。
しかし、一時期は非常に流行っていて、女性であれば歯を黒くするという習慣があった時代が存在します。いつの間にか飽きられ、歯を黒くする人は居なくなっていったのです。
お歯黒はその当時のトレンドファッションだったのでしょうね。
流行りや廃りは人間の性と言えるほど一般的なものと言えるのかも知れません。
このような流行り廃りが起こる原因・理由は、一言で表現すると“人間が飽きやすいこと”に由来していると考えられます。
人間はいつまでも同じことを続けていることが出来ないのでしょう。
このある飽きっぽさこそが、文化を発展させ、現在のような過去とは比べられないほどの生活環境を実現した理由でもあります。
これからも、トレンドは流行りと廃りを繰り返しながら、新しいファッションをつくりだしていくのでしょう。