(準備編)アジア最大級のゲイイベント SONGKRAN G-Circuit 2019に行くために

アジアの中で、ゲイカルチャーが盛んな国が3つあります。
1つは台湾、そして、日本。3つ目は東南アジアの大国、タイ王国です。
タイは独自のジェンダーカテゴリーを持っていることが背景にあるように、ゲイカルチャーに対しての国民理解が比較的高い国です。
また、ゲイや、トランスジェンダーの観光資源が豊富な国でもあります。
そんなタイですが、4月はお正月の月です。このお正月の月をソンクラーンと呼びます。
ソンクラーンは新年のはじまりの月でとても印象的なお祭りがあります。
それが、水かけ祭りです。
4月のタイは1年で最も暑い時期です。体感温度は40度を超えます。
あまりの暑さで死人もでるほどのこと。そんな暑い時期に開催されるのが、水かけ祭りです。
水かけ祭りは簡単にいうと、水をかけ合うお祭りです。
昔は、桶に水を入れてかけ合っていましたが、最近では、水鉄砲を使用して、激しい水撃戦を繰り広げます。
子どもたちはもちろんのこと、大人たちも水撃戦に加わります。
このタイのいたるところで開催している水かけ祭りですが、最近はyoutube等で取り上げられることもあり、海外でも認知度が上がっています。
そのため、あまりにも暑すぎて、観光には不向きな月である4月にあえて、水かけ祭りに参加するために、訪れる観光客も増えています。

SONGKRANというゲイイベント
話をゲイカルチャーに戻します。そんな4月のソンクラーンのときにアジア最大のゲイイベントが首都のバンコクで開催されます。
今回は2019年4月12~15日の間に開催されました。

※今回の記事は2019年に開催されたSONGKRANを基に執筆されています。そのため、2020年以降も同じようなルールや場所で開催されるわけではございません。イベント詳細については随時、公式ホームページを参照して、各自、自己責任のもとで、チケット購入等を行ってください。この記事はあくまで旅体験記として執筆されている旨をご了承ください。

このゲイイベントの名称なのですが、SONGKRAN(ソンクラーン)といいます。ちょっと紛らわしいです。
数年前に、ツイッターでゲイの人が、ソンクラーンに行くというつぶやきを多数見たときは驚きました。
「なんで、ゲイの人はわざわざタイの水掛かけ祭りに遊びに行くんだろう。かなりのタイ通な遊び方だな」と思ったものです。
詳しく調べてみると、彼らは、水激戦が繰り広げられる水かけ祭りのソンクラーンではなく、ゲイイベントのSONGKRANに行っていたんですね。
本当に紛らわしいです。そして、それがむしろ、好都合です。なぜならば、ふつうに、職場の人にタイの水かけ祭りに行くという理由で有給申請ができるからです。
とっても説明しやすくて楽です。よく考えられています。

チケットを購入したい
そんなSONGKRANというゲイイベントなのですが、複数の会場で複数日で開催されます。当日チケットはもちろん販売されますが、早割チケットもネットで発売されます。
今回は早割チケットをネットで購入してみました。
ネットでチケットを購入して、家にゲイゲイしいレインボーカラーの封筒でチケットが送られてきたら嫌だなと思いましたが、チケットは会場で手渡しされると知り、ネットで購入しました。

早割チケットを購入した人は、12日午後にショッピングモール内の特設会場でチケットのピックアップができるようになっていました。もちろん当日会場で、チケットのピックアップはできます。
私は、飛行機の到着時間の関係で、午後のチケットピックアップには間に合わなかったので、当日にチケットをピックアップしました。
チケットをピックアップする際には、パスポートと、メールで送られてくる、PDFを上に印刷したものが必要でした。
ちなみに、受け渡し方法はメールで伝えられますが、すべて英語での説明です。
英語ができない人は翻訳サイトを活用すれば、理解できると思います。

しかしながら、チケットの値段には驚きました。早割のチケットだったんですが、3万円を超えていました。
OpeningParty、MainParty、ClosingParty、Poolparty(bearとboyのどちらか一つを選択)と会場周辺で開催されるアフターパーティーに入場できるものでした。
入れる会場数で割ると、まぁ妥当な値段かもしれませんが、申し込む際は、これが果たして、イベントの本当の購入サイトなのか不安になりながら購入しました。
最近思うのは、日本国内のゲイイベントの料金がそもそも安すぎる気がしてならない。
もっと値上げしてもいいような気もします。そのかわり、若い子割とかイケメン割とか筋肉割とかを導入すればいい。
ツイッター割とか意味のわからない安売りはやめればいいのに。
「イケメン割されなかったー!」ってツイッターつぶやいた人が炎上!!みたいな事件が多発するかもだけど、みんなそんな炎上は大好きだよ。

早割チケット購入者の特典としては、プラスチック製のカード型のチケットがもらえることです。
これがかなりかっこいいし、イベントの思い出になります。当日に買うのもいいですが、事前にネットで早割チケット購入したほうがいいかなと思います。

次に必要なのは、宿泊する場所です。
イベント関係者やちょっとお金持ちな人たちはメイン会場があるCenterWorldのホテルのセンタラ グランド アット セントラルワールドへ泊まっていたようです。

というのも理由があり、イベントの終了時間は2時頃となっています。もし、会場から離れた場所にホテルをとった場合、タクシーで帰ることになるのですが、そのタクシーを捕まえるのが一苦労になります。
そのため、会場から歩いて帰ることができるところへホテルをとるということがオススメのプランになります。
センタラ グランド アット セントラルワールドそんなに高くないです。でも4泊以上するとかなりのコストになるかも。ちなみに会場近くの高いホテルにサイアム ケンピンスキーというところもあります。
ここは素敵なリゾートホテルです。でも、SONGKRANのイベントをフルで楽しむの寝る場所だけになりがちなので、センタラ グランド アット セントラルワールドがベストチョイスかもしれません。
ちなみに私はハッピー3というホテルに泊まりました。エクスペディアでセールをしていてかなり安く、会場に歩いて行けるところというところが決定した理由です。

会場は複数ありますが、今回はMainPartyが開催されるサイアム近くにとったほうがいいと思います。なぜならば、主催者側も、どうやら来場者はMainPartyの近くに泊まっているということを想定して運営を行っているようだからです。というのも、ClosingPartyはメイン会場のサイアムから電車で30分程度離れたところにありました。ちょっとした地方な雰囲気です。
そのため、帰りはタクシーを捕まえることができません。しかし、会場からタクシーを捕まえることができるシーロムまで無料送迎バスが用意されていました。
シーロムはバンコクのゲイタウンと呼べる場所で有名なところです。そのため、シーロムに宿をとっている人も多数いたようです。

チケット、宿がとれたら、次は服です。
タイでは、基本的には半袖の服を着たほうが良いとされています。これは上座仏教の国で肌を露出するようなタンクトップは好ましくないという考えがあるからです。
私もこのルールに則って、あえてタンクトップは持っていきませんでした。
もう一つ、気をつけることがあります。服の色は黄色と赤色を避けるべきです。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、いま現在もタイでは、軍(王族)側と農村部側での対立があります。
軍(王族)側を象徴する色は黄色、農村部(タクシン派)を象徴する色は赤色です。旅行者として、彼らを刺激するような服の色は控えたほうが無難です。
トラブルを持ち込むような服装をあえてしないということはとても重要です。特に、深夜の町を徘徊するわけですからいつも以上に注意が必要です。

では、実際に会場に行ってみるとどうだったかというと、白系のタンクトップが多かったです。タンクトップもありなのかもしれません。とても暑いのでありなのかもしれません。
ちなみに、会場では上半身裸になります。任意なので、来ている人もいますが、9割は脱いでいます。暑いからです。そして、ぶつかると汗がつくのでみんな脱いでいます。
なので、軽くて脱ぎやすいタンクトップがいいのかもしれません。
下は短パンです。しかし、ウエットパティーというコンセプトだったClosingPartyは水着をおすすめします。ウエットパーティーについて別の記事で詳しく書きます。
足は、サンダルを履いている人もいましたが、やはり踏まれるので、安全なのはスニーカーです。
ここは重要な点だと思います。ジョギングなどの、濡れてもすぐ乾くスニーカーがベストだと思います。
サンダルはプールパーティの際はあるといいです。また、街歩きは道が凸凹していてあるき辛いのでサンダルはおすすめしません。転んだら大変です。タイでは、道で転ぶことと、犬に噛まれることは絶対避けたほうがいいです。破傷風の危険性と、狂犬病の危険性があるからです。
空港や飛行機内はサンダルの方が楽かもしれないです。

カバンについてですが、小さなウエストポーチのようなものをズボンの中で腰に巻いておくというのがベストだと思います。
パスポートは所持しておいたほうがいいと思います。そのため、パスポートを安全に保持するためにウエストポーチのようなものでしっかりと保持しておくことが必要です。
コインは置いていきましょう。
会場での飲み物は100バーツと150バーツの2種類のドリンクチケットを購入して買います。そのためコインは必要ありません。
会場内ではグッズ販売もしています。水着や服などのアパレルからハーネス(ファッション性のあるボディベルト)などのグッズ、扇子などさまざまなものが販売されています。
お土産購入にもいいかもしれません。(荷物になるので購入時間は考えたほうが良さそうです。荷物預かりもあるのでそちらを活用するという方法もあります)

以上は服装についてですが、どうせより楽しむのならば、ハーネスを準備しておいたほうがいいかもしれません。
会場内のおしゃれアイテムはハーネスです。
意外にもハーネスをしている人がたくさんいます。また、ナンパみたいな会話のなかでも「このハーネスかっこいいね!」みたいな感じで話が盛り上がったりするのでおすすめです。
私はハーネスを持っていなかったんですが、次回参加までにはお気に入りのハーネスを購入したいと思っています。
おそらく、半裸でハーネスをつけてサーキットイベントに参加するというスタイルは今後のトレンドになってくるのではないかと思います。
ハーネスは多くのゲイ向け下着メーカーが販売しているので、自分のお気に入りのものがないか要チェックです!
ちなみに、今回、メイン会場があったCentralWorldのZENというショッピングモールにはゲイ向け下着販売のエリアがあり、そこでは様々な下着、水着、ハーネスが販売されていました。
セール品もあったりするので、ぜひチェックしてみたらいいかと思います。
こういう場所は国内だと恥ずかしてくなかなか行けないのですが、海外だとまず知り合いに出くわすこともないので、ゆっくり、落ち着いて選定できるので良いです。
私は、ここで水着と、ケツワレ(ジョックストラップの通称 スポーツサポーターの一種)を購入しました。
日本のメーカーからはTOOTとGX3が販売されていました。

以上がイベントに参加するために日本国内で準備しておくことについて書いてみました。
次回、タイのスワンナプーム国際空港からタイ王国へ入国します!!

 

※今回の記事は2019年に開催されたG CIRCUIT SONGKRANを基に執筆されています。そのため、2020年以降も同じようなルールや場所で開催されるわけではございません。イベント詳細については随時、公式ホームページを参照して、各自、自己責任のもとで、チケット購入等を行ってください。この記事はあくまで旅体験記として執筆されている旨をご了承ください。

記事の続きをよむ
(2)タイのゲイイベントSONGKRAN G CIRCUITに行ってきました。(入国編)

GORILAX
コラムニスト ふと湧きだす好奇心から、いろんなセカイを巡るのが好き。実際に現地に足を運んで、海外のイベントや食、文化についてのコラムを執筆したり、国内の「面白いもの」について紹介していきます。社会学、文化人類学の視点からもアプローチしていきます。