周りの雰囲気に乗せられて筋トレが効率的にできない。だからパーソナルトレーナーに興味が出てきた話

「何のためにジムに行っているのか」ということを振り返ることがある。

答えは「カッコイイ身体になりたい」というものだ。至極単純なものでありきたりのものかもしれない。

とってもシンプルな目的でもある。しかしながら、この目的をジムにいるときに限って忘れてしまうことが多い。というか、その目的を忘れてしまいがちだ。それは周りに刺激するものが多いからだと思っている。

例えば、隣のベンチの人が25kgのダンベルでダンベルプレスをしていたとする。それをみてどう思うか。

「自分も同様に重たい重量に挑戦していこう!」とテンションが上がることが多い。そして、高重量のダンベルを持ち上げること挑戦する。

しかしながら、高重量を扱おうとするあまりに、筋肉に「効かせる」ということがおざなりになってしまうことが度々ある。要はカッコつけているのである。だれもそのカッコつけなど知りもしないし、わかりもしないけど、カッコつけてしまう。

いやいや、意外と周りはその人の体格に対して重すぎるものを持ち上げているなぁ。無理して持ち上げててフォーム汚いな。いったいどこに効かせるためのトレなんだろう?カッコつけかな?と気がついていることが多いかもしれない。

これはとっても勿体ないことだ。

「筋肉に効かせる」ということに最も気を配りながら、重量を上げていくことで負荷を高めていくべきなのに、周りの雰囲気に飲まれてしまい、ついつい扱える重量以上のものを手にとりがちになっていた。結果として、重たすぎるのでフォームも崩れるし、効かせたい部位にも効かせることができない。一人でやっているとそうした状況に陥ってしまうのはなおさらだ。客観的に、第三者的に自分の筋トレをみつめることができず。自分の感情の趣くままやってしまいがちだ。プレワークアウトを飲んでいたらよりその傾向は強くなってしまう。

友人とトレーニングをしているときは効かせたいところをタッチしてもらったりして、意識を「効かせる」ということに集中できるが、一人でしていると誘惑が多い。また、疲れたらすぐ休みがちになってしまう。だから友人と筋トレをしていたほうが良いことが多い。ただ、ベンチプレスなどの補助をお願いする時はもどかしい気持ちになってしまうことが多い。すぐに補助に頼ってしまうのだ。一人でやっている時は頑張って自分で持ち上げないといけないので、必死になって持ち上げるのだが、友人が補助にいる時はすぐに諦めて、補助に頼ってしまう。力が抜けてしまうのだ。だから補助をお願いするのは気がひける。しかし、マックス重量に挑戦する時は怖いので、友人についていてほしいという気持ちもある。なかなか厄介である。

筋トレは一人でももちろんできるし、友人とすることでより楽しくすることができるのは間違いない。しかし、一人でする時に周りに踊らされてしまいがちな状況や、友人との筋トレでのもどかしい気持ちを補完するするためにパーソナルトレーナーのお力を頼るというのはありなのかもしれない。

パーソナルトレーナーというと技術的なことや知識やフォームのレクチャーを受けるものだと思っていたが、もしかしすると自分が筋トレをしているときにつまずきがちな内面のフォローやコントロールをしてくれたりするのかもしれない。というのもパーソナルトレーナーと筋トレをしたことがないので妄想の域をでない。

一旦、落ち着いたらパーソナルトレーナーの方について筋トレをしてみたいなと思った。

GORILAX
コラムニスト ふと湧きだす好奇心から、いろんなセカイを巡るのが好き。実際に現地に足を運んで、海外のイベントや食、文化についてのコラムを執筆したり、国内の「面白いもの」について紹介していきます。社会学、文化人類学の視点からもアプローチしていきます。