『だがし屋のおっちゃんは おばちゃんなのか?』著者:多屋光孫

LGBTQのテーマを取り上げた絵本が、第15回ようちえん絵本大賞を受賞!

駄菓子屋のおっちゃんは本当はおばちゃんです。名前はハルコと言います。
だけどおっちゃんは体は女性ですが男性の心を持って生まれてきました。
これまで絵本の世界にはほとんど取り上げられなかった、いわゆるLGBTQのテーマを真正面から取り上げ、きわめて今日的な課題を子どもたちにもわかるよう丁寧に描き、心温まるエピソードとして教えてくれます。
多様性、ジェンダーレスが求められ、差別のない社会を目指すこれからの時代には、このような絵本が必要であることは明らかです。

2024年2月20日、LGBTQのテーマを取り上げた絵本『だがし屋のおっちゃんは おばちゃんなのか?』(著者:多屋光孫・株式会社汐文社)が、第15回「ようちえん絵本大賞」(選定:(一財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構)を受賞しました。

ようちえん絵本大賞とは

第15 回ようちえん絵本大賞は、“子どもに読み聞かせたい絵本”、“お父さん・お母さんに読んでほしい・お勧めしたい絵本”、“まだ多くには知られていない素晴らしい絵本’’を選考の基準として、(一財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構・調査広報委員会が過去おおむね8年以内に出版された絵本の中から選考を行います。その結果、特別賞3作品を含む15冊が絵本大賞に選ばれています。

著者プロフィール:多屋光孫(たやみつひろ)

絵本・紙芝居作家、挿絵画家。2023年 IBBY バリアフリー児童図書ノミネート作品『めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン!』(合同出版)ほか、多様性ある世の中のたいせつさを子どもたちに伝える作品を中心に手掛けている。著書に『ゆうこさんのルーペ』(合同出版)、『よるこぞう』(すずき出版)、『くじらやま』(童心社、紙芝居)、『校内放送でつかえる学校なぞなぞ』シリーズ(汐文社、挿絵)などある。

だがし屋のおっちゃんは おばちゃんなのか? 著者:多屋光孫

(2022年11月汐文社刊 AB判 32ページ 定価1600円+税)
「男らしさ、女らしさとは何か?」を考えさせる作品。男性だと思い接してきた、だがし屋の主人が、ある日「ハルコ」と呼ばれる様子を目撃。友だちと相談し、真相を尋ねに店に行くのだが……。
作品情報ページ 
https://www.choubunsha.com/book/9784811330105.php

◆(一財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構とは
各都道府県関係団体との連携のもと、幼児期における子どもの豊かな育ちについて研究を深めるとともに幼児教育にかかわる者を支援し、幼児教育の発展並びに家庭・地域における教育力の向上に寄与することを目的として設立されました。
全国の私立幼稚園等約7,500園で組織されている全国団体です。
https://youchien.com/

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