『ブラックバード 家族が家族であるうちに』家族の最後の晩餐と母の死を迎える穏やかな日曜日の物語

生きることとは?死とは?母は確かなものを家族に残していく

ある週末の朝、リリー(スーザン・サランドン)は夫のポール(サム・ニール)と暮らす静かな海辺の邸宅に、娘のジェニファー(ケイト・ウィンスレット)、アンナ(ミア・ワシコウスカ)とその家族たち、そしてリリーの学生時代からの大親友で家族同然のリズ(リンゼイ・ダンカン)を集める。

れはともに楽しい時を過ごすためのものではなく、安楽死を選択したリリーが“家 族が家族であるうちに”過ごすために自らが用意した最後の時間だった。集った家族とその友人たちは、それぞれ平静さを装いながら母の願いである最後の晩餐に参加する。

しかし、あるきっかけで緊張の糸が切れ、 次々と明かされていくそれぞれの秘密。そして最後に家族がとった行動とは…。

『ブラックバード 家族が家族であるうちに』は、もうすぐ自分は病気によって、動けなくなり、喋れなくなり、管で繋がられてしまう。人間らしい生活ができなくなるのであれば、まだ自分が自分らしくあるうちに自分で死を決めるという安楽死を望む母親が家族と共に最期の日々を過ごすお話。家族が静かに母親を天国へと送っていくのかと思いきや、一緒に過ごしているうちにそれぞれの思いがあらわとなって、気持ちをぶつけ合うことになるのだが、一人ひとりの気持ちに共感もするが、「本当にこのまま母親を安楽死させてもいいのだろうか?」と観る者に考えさせてしまう。

生と死という重いテーマながらも、人間味あふれる登場人物たちが冷静を装う姿と、母の死という恐怖と向き合う姿、そして母親の前ではまだまだ大人になりきれないガラスのように壊れそうな気持ちを吐き出していく姿が、切なくもあり、かわいくもあり、もし自分が子供たちの立場になったら、こんなふうになってしまうのかもと、自分を照らし合わせてしまう。
主人公リリーを『デッドマン・ウォーキング』(95)でアカデミー賞®主演女優賞を受賞したスー ザン・サランドン。長女のジェニファーには『タイタニック』(97)で世界的にその名を知らしめ 『愛を読むひと』(08)でアカデミー賞®主演女優賞受賞を受賞したケイト・ウインスレットが演 じ、二大オスカー女優がついに初共演!“家族との絆と覚悟”を観る人全てに問いかける物語となっている。やさぐれた次女役には『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカが挑み、俳優としての新境地を見せてくれる。
『マンデラの名もなき看守』(08)や『ペレ』(87)などで知られるビレ・アウグスト監督による傑作デンマーク映画『サイレント・ハー ト』(14・未)を、同作の脚本家であるクリスチャン・トープが自身でアメリカ映画として脚色。『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェル監督がメガホンをとった。

『ブラックバード 家族が家族であるうちに』
2021年6月11日(金)全国ロードショー

監督:ロジャー・ミッシェル
脚本:クリスチャン・トープ
出演:スーザン・サランドン、ケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカ、サム・ニール、リンジー・ダンカン、レイン・ウィルソン、 ベックス・テイラー=クラウス、アンソン・ブーン
2019 年/アメリカ、イギリス/英語/97 分/スコープサイズ/5.1ch/
原題:Blackbird/日本語字幕:斎藤敦子
配給:プレシディオ、彩プロ PG12
© 2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
公式HP : https://blackbird.ayapro.ne.jp/

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